牛乳は果たして健康食品か?|牛乳神話について考える(医食同源シリーズ⑪)

牛乳は非常に良いカルシウム源だから、骨を丈夫にするために牛乳を沢山飲みなさいと言われます。しかし、牛乳を飲むと骨が丈夫になるというのは全くのウソです。

私の知っている食養生の専門家達(マクロビオティック、自然療法、ナチュラル・ハイジーン、新谷食事健康法)は決して牛乳を勧めません。牛乳は子牛を育てるためのものであり、人間は絶対飲んではいけないです。異なる種族のお乳を飲むのは人間だけあり、大人になっても乳離れしないのもまた人間だけです。

乳製品業界に宣伝に洗脳されて、ウッカリと牛乳を飲み続けると、アレルギーをはじめとして鼻炎、消化不良、片頭痛、乳ガン、前立腺ガン、大腸ガン、慢性関節リウマチなど様々な病気に悩まされることになります。牛乳の弊害についてまとめました。

【目次】
1. 牛乳の飲み過ぎこそが骨粗鬆症を招く
2. アレルギーの最大要因は「牛乳」だった
3. 牛乳の主タンパク質カゼインの弊害
4. 牛乳は果たして健康食品か?
5. 牛乳は健康食品である」というデマを流した張本人は誰か?
6. 業界などからの反論
7. 私の考え方

1. 牛乳の飲み過ぎこそが骨粗鬆症を招く

【ハーバード大学医学部の研究で証明】
牛乳は非常に良いカルシウム源だから、骨を丈夫にするために又、骨粗鬆症にならないように牛乳を沢山飲みなさいと言われます。でも、これは大きな間違いです。牛乳の飲み過ぎこそ骨粗鬆症を招くのです。牛乳を飲んでも骨粗鬆の予防にならないどころか、牛乳を飲めば飲むほど骨は弱くなります。又、同様にチーズを食べれば食べれば食べるほど骨は脆くなり、骨折のリスクは高まります。

この事実は、ハーバード大学医学部が78,000人の女性を対象に十二年間かけて行なった研究によって証明されているばかりか、権威あるほかの研究諸機関が行なった研究でも同様の結果が出ているです。

■胃腸内鏡外科の権威、新谷弘美先生曰く
【血中カルシウム濃度が急上昇すると恒常性が働き…】
牛乳のカルシウムは、小魚など他の食品に含まれるものより良いと言われますが、それは少し違います。人間の血中カルシウム濃度は、通常9~10mg(100cc中)と一定しています。ところが、牛乳を飲むと、血中カルシウム濃度は急激に上昇します。

そのため一見すると、カルシウムがより多く吸収されたように思いがちですが、この「血中濃度の上昇」こそが、悲劇をもたらすのです。実は、急激に血中カルシウム濃度が上がると、体は血中カルシウム濃度をなんとか通常値に戻そうと、恒常性コントロールが働き、血中の余剰カルシウムを腎臓から尿に排泄してしまうのです。つまり、カルシウムをとるために飲んだ牛乳のカルシウムは、却って体内のカルシウムを減らしてしまうという皮肉な結果を招くのです。

【酪農大国には骨粗鬆症が多い】
牛乳を毎日沢山飲んでいる世界四大酪農国であるアメリカ、スウェーデン、デンマーク、フィンランドの各国で、股関節骨折とか骨粗鬆症が多いのはこのためでしょう。

これに対し、日本人が昔からカルシウム源としてきた小魚や海藻類に含まれるカルシウムは、血中カルシウム濃度を高めるほど急激に吸収されることはありません。しかも、牛乳を飲む習慣のない時代の日本には、骨粗鬆症はありませんでした。小エビや小魚、海藻類は腸内で消化された後、体に必要なカルシウムとミネラル分を吸収するので、体の仕組みに則したよい食物と言えるのです。

■カルシウムをとるなら牛乳より野菜や海草、小魚などから
カルシウムは牛乳よりも野菜や海草、小魚などに多いのです。

など、日本の伝統的な食材で十分にカバーできます。体内で吸収されやすいカルシウムを沢山含んだ食物からとるようにしましょう。


【出典】「病気にならない生き方」新谷 弘美著

2. アレルギーの最大要因は「牛乳」だった

【ほかの種族のミルクを飲む生き物は人間だけ】
私たちは、「牛乳は自然が与えてくれた究極の健康食品」と教えてこられましたが、それは牛の赤ちゃんにとってのことです。この地球上で、ほかの種族のミルクを飲む生き物は人間だけしかいません。そしてまた、生涯乳離れせず牛乳を飲んでいるのも人間だけです。これは自然の摂理に反する極めて不自然な行為です。

【牛乳のミルクと人間の母乳とでは成分が大きく異なる】
牛乳のミルクと人間の母乳とでは成分が大きく異なります。それぞれの種族のミルクはその種族の子供が発育するのに必要な栄養条件を満たすものであるため、異種族授乳を続けていくと、健康上様々な問題が発生することになるのです。

さらに、私たち人間は、離乳期を過ぎると、牛乳のタンパク質(カゼイン)や乳糖を分解する酵素(レニンやラクターゼ)の分泌が止まってしまいます。私たちの体は、牛のミルクを飲むような構造にはつくられていないのです。そのため分解できないカゼインや乳糖は、毒素となって体内に堆積され、長い年月のうちに組織を詰まらせ、病気の元となっていくのです。

【牛乳は食物アレルギーの筆頭】
牛乳は非常に沢山の病気を引き起こしたり、悪化させたりするため、食物アレルギーの筆頭に挙げられています。

・乳幼児の疝痛、喘息やアトピー性皮膚炎
・ジンマシン、湿疹、胃腸アレルギー(慢性の下痢や便秘)
・慢性の耳の炎症(中耳炎)
・「鼻づまり」といわれる鼻部の鬱血による続発性発作や後鼻漏
・声のかれ、花粉症、痰がからむなどの呼吸器官のトラブル
・小児糖尿病、乳幼児突然死症候群
・若年性慢性関節リウマチ(特に「成長痛」と呼ばれる筋骨格の痛み)
・筋肉や骨の痛み、腰痛、疲労、不眠、短気(怒りっぽい)
・ADHD、おねしょ

などの原因は、牛乳やチーズのタンパク質にあることが明らかにされています。

元ジョンズ・ホプキンズ大学の小児科部長で『Don’t Drink Your Milk』(『牛乳には危険がいっぱい?』東洋経済新報社刊)や『身近な小児科医(The Portable Pediatrician)』(医学テキスト)の著者としても有名なフランク・オスキー博士は、次のように述べています。

「カゼイン(乳タンパクの主成分)は全米のすべての子供たちの50%以上が苦しんでいる激しいアレルギー反応の主因であり、乳製品の摂取をやめれば喘息や副鼻腔感染の多くは、緩和されたり、なくすことさえ出来る」


【出典】子供たちは何を食べればいいのか 松田麻美子著

3. 牛乳の主タンパク質カゼインの弊害

【カゼインは腸壁にへばりつく強力なアレルゲン】
牛乳には母乳の約3倍ものタンパク質が含まれています。その主成分(87%)はカゼインです。カゼインは粘着力の強いにかわ状のタンパク質で天然系の接着剤であり、食物アレルギーを引き起こす筆頭に挙げられる強烈なアレルゲン(体に異常な反応を起こさせる物質)です。

その強力な粘着力のため、カゼインは木工用の接着剤にも用いられていますが、消化器官で分解できないもの(プリン状の個体)を形成して腸壁にへばりつき、栄養の吸収を著しく妨害します。その結果、栄養が十分にとれないため、食べ過ぎ、肥満、貧血、疲労感や無気力感などが生じます。

一方、母乳のタンパク質の主成分はアルブミンで、形成される凝乳(白いかたまり)は非常に小さくて柔らかいため、赤ちゃんでもたやすく消化できる性質のものです。

【カゼインは甲状腺や呼吸器系にも致命的なダメージ】
カゼインは消化器官ばかりか、甲状腺や呼吸器系にも致命的なダメージを与えることになります。カゼインが未消化のまま腸壁から吸収されてしまうと、体はこの異物に対して免疫反応を起こし、アレルギーの原因ともなるヒスタミンが形成され、それに続いてほかのどんなものよりも多く粘液が製造されることになります。

このネバネバした粘液は、呼吸器官のデリケートな粘膜の内側を覆い、詰まらせ、体の排泄機能に莫大な負担をかけ、種々のアレルギー症状を引き起こすなど、体内に有害な影響を与えます。

【幼児の再発性中耳炎はカゼインが引き起こすアレルギー】
また、日米を問わず幼児の再発性中耳炎も急激に増え、耳鼻科が大繁盛しています。これも乳タンパクが引き起こすアレルギーで、アメリカでは6歳以下の子供の40%を悩ませています。牛乳や乳製品をとらない子供たちには、このような痛ましい現象はまったく見られません。

アメリカの医師チャールズ・アットウッド博士は、小児科医になって以来35年間、喘息患者にはどんな治療よりもまず牛乳・乳製品をとらないことを勧めていて、「牛乳と乳製品の摂取をやめてみると、信じられないようなことが起こる」と言っています。博士自身、子供の頃から慢性の酷い喘息に悩まされていましたが、大学入学後に牛乳の摂取を止めた途端、発作から解放される、という思いもよらない体験をしているからです。

【牛乳と乳製品を全く1週間やめると体が判る】
牛乳や乳製品が引き起こしているトラブルは、私たちが気付いていないところでも沢山起きています。でもそれは、牛乳や乳製品に対して起こす体の反応が、摂取して12~15時間もあとになってから起こるので、牛乳の悪影響に気が付きにくいのです。

しかし、牛乳と乳製品をすべての食事から1週間排除するだけで、殆どの人がその違いに気が付きます。

例えば、

・鼻緒通りが良くなる
・花粉症が消える
・よく眠れるようになる
・慢性の疲れがなくなる
・エネルギッシュになる
・排便が良くなる
・頭に靄のようなものがかかっていたのがなくり、考えがはっきりしてくる
・筋肉や腰の痛み、腰痛から解放される

などの変化を体験し、人生が変わります。

【出典】子供たちは何を食べればいいのか 松田麻美子著

4. 牛乳は果たして健康食品か?

① 牛乳は別名「液体脂肪」
牛乳は別名「液体脂肪」と呼ばれるほど、大量の脂肪、しかも動脈を詰まらせ、心臓病や脳梗塞のリスクを高める飽和脂肪を沢山含んでいます。牛乳の成分表示が100g中の重量%となっているので、大抵の消費者は騙されてしまっています。「脂肪3.8%」と表示されている普通の牛乳は、実際にはカロリーの51%、また「脂肪1%」と表示されている牛乳(低脂肪乳)は19.6%が脂肪なのです。

飽和脂肪やコレステロールは、肥満、心臓病、脳梗塞、ガン(乳ガン、前立腺ガン、大腸ガン)、糖尿病の要因となります。子供の肥満、早熟、初潮年齢の低下もこれと関連しています。

② 加熱殺菌で失われるもの
牛乳を摂氏65℃で加熱殺菌すると、カルシウム、マグネシウムのような複雑な有機塩は熱によって壊され、分解することのできないリン酸カルシウム塩になってしまいます。これでは体が利用することは出来ません。牛乳にはカルシウムが豊富に含まれていることは確かですが、加熱殺菌した牛乳のカルシウムは、体にとって何も役に立たないどころか、体の組織を詰まらせる有害物質と化してしまうのです。

日本で市販されている牛乳の殆どは、65℃の低温殺菌ではなく、120℃の高温殺菌ですから、ミネラルの破壊はもっと強烈です。加熱殺菌した牛乳を子牛、子犬、子猫に与えた処、発育不全、様々な病状、短命などの障害が現れることを多数の研究が証明しています。

③ 日本人の大半が乳糖不耐症
世界の人口の70%は乳糖分解酵素(ラクターゼ)を持っていないために、乳糖を分解することが出来ません。乳糖を受け入れられる白人種を除いて、牛乳を飲むとお腹の調子が悪くなるのはそのためです。実の処、私たち日本人を含むアジア人は85~95%の人が乳糖不耐症に該当するのです。牛乳は「自然が与えてくれた完全食品」として宣伝されていますが、牛乳を飲むとお腹がゴロゴロするのは、異常でもなんでもなかたのです。

アメリカではPCRM(責任ある医療を推進する医師会)が、「フード・ピラミッドに牛乳を加えていることは、乳糖不耐症のアジア系、アフリカ系、ヒスパニック系のアメリカ人に対する人種差別である」として、連邦政府取引委員会に陳情書を提出しています。

PCRMはまた、これらの民族系アメリカ人たちは、牛乳からは、殆ど、或いは全く何の恩恵も受けられないため、牛乳は「健康づくりに役立つ」と主張する乳製品業界のキャンペーンは、意図的に誤解させるような有害な広告ではないかという調査依頼の陳情書も提出しています。

④ 牛乳は発ガン性化学物質のカクテル…
プリンストン大学のジェシカ・アウトウォーター教授は、「何故牛乳が乳ガンを引き起こすのか」という論文の中で、「牛乳は文字通り発ガン性化学物質のカクテルとも言える危険な食品である」と述べています。牛乳に含まれるミルクタンパクのカゼインは、私たちが食事としてとり込むものの中では、間違いなく最も強力な単一化学性発ガン物質と言えます。

牛乳に含まれる脂肪は女性の体内で過剰のエストロゲンを製造させます。血液中のエストロゲン値が高くなると乳ガン、前立腺ガン、大腸ガンなどのリスクが高まります。牛乳に含まれる微量のエストロゲンが体に与える影響についてはまだ分かっていません。

【IGF-1(インスリン様成長因子)がガンになるリスクを高める】
牛乳に含まれるIGF-1(インスリン様成長因子)が人間のIGF-1と全く同一の為、牛乳を飲んでいる人の細胞増殖を促進させ、乳ガン、前立腺ガン、大腸ガンになるリスクを高めることも分かってきました。IGF-1は強力な成長ホルモンで、子牛を短期間のうちに巨大な体に成長させるため、母牛のミルクの中に含まれているものです。

しかし人間がこの牛乳を飲むと、牛乳が胃酸を一時的に中和してしまう上、牛乳の脂肪によって、胃酸が牛乳に含まれるIGF-1を壊すのを妨げられてしまうのです。その結果、IGF-1が人の体内に吸収されてしまうため、成長期にある赤ちゃんや子供は急激に成長していくことになります。

しかし、牛乳のお蔭で子供たちが大きく成長したと喜ぶ訳にはいきません。IGF-1は強力なガン細胞成長刺激物質で、血液中のIGF-1のレベルがたとえ少量上昇しただけでも、乳ガンになるリスクが7倍になることが研究で明らかにされているからです。戦後、日本人の乳ガン、前立腺ガンが激増してきているのは、偶然ではなく、この50年間の牛乳摂取量の増加と密接な関係があるのです。

【残留農薬、抗生物質などの有害な汚染物質も】
さらに生の牛乳には、残留農薬、抗生物質、膿、ウィルス、バクテリアなどの有害な汚染物質も含まれることが多く、加熱殺菌されても、残留農薬、抗生物質の弊害は取り除けません。つまり、こうして考えてみると、牛乳を飲むことは病気を作り出す行為であり、牛乳は決して私たちが思い込まされているような、「自然が与えてくれた究極の健康食品」というものではないのです。


【出典】子供たちは何を食べればいいのか 松田麻美子著

5. 「牛乳は健康食品である」というデマを流した張本人は誰か?

■牛乳はあらゆる病状を引き起こす
私たちは丈夫な骨格を形成し、骨粗鬆症を予防するために、牛乳を飲むように教えられてきましたが、実は牛乳を飲んでも骨を丈夫にすることは出来ません。それどころか、逆に骨粗鬆症を助長してしまいます。そればかりか、牛乳は最近急増している子供の肥満、アレルギー性疾患(喘息、アトピー性皮膚炎、ジンマシンなど)の主犯とも言える食品なのです。

そして、

・小児糖尿病、続発性中耳炎、乳幼児突然兆候群
・疝痛、腸壁への刺激、腸壁からの出血、貧血
・便秘、静脈瘤、裂孔ヘルニア
・ADHD(注意欠陥・多動性障害)
・大人の花粉症、鼻炎、消化不良(乳糖不耐症)
・片頭痛、心臓病、慢性関節リウマチ
・ガン(肺ガン、大腸ガン、乳ガン、前立腺ガン)

牛の白血病ウィルスまたはエイズ様ウィルスによる感染といった命に関わるものまで、ありとあらゆる病気を引き起こすことも解ってきました。

【牛乳の有害性を証明する文献は山ほど】
世界にはそれを証明する研究文献が、一生かかっても読み切れないほど沢山あります。牛乳がトラブルメーカーであることは、決して新しい情報ではありません。そのことは少なくとも75年も前から、世界中の権威ある科学誌に書かれてきたことなのです。

私がここでお話ししていることが事実に反するのではないかと疑問に思われる方は、是非インターネットで「harmful effect of milk」と打ち込んでみて下さい。132,000件ものサイト(6/14現在)でヒットしますので、じっくりと確かめて下さい。

【乳製品業界の過剰売込みで米社会に定着】
自分自身や大切な家族の健康を守っていくためには、「何が真実か」を自らの頭で考え、判断する必要があります。政府やメーカー、そして、結果的にそのスポークスマンの役割を果たしている医師や栄養士の言うことを鵜のみにするのではなく、スポンサーの付いていない真実の情報を世界中から収集することです。

ハーバード大学栄養学科長のウォルター・ウィレット医学博士は、2,002年1月2日の放送ABCニュースのインタビューで、次のように述べています。「牛乳の過剰な売り込みは、本質的には米国乳製品業界による巧妙なマーケティングキャンペーンなのです」

事実、アメリカでは1,927年まで、牛乳は食事の必需品として認知されていた訳でもなく、どこの家庭の冷蔵庫にも入っているというような食品ではありませんでした。実はこの当時、アメリカの家庭では牛乳など殆ど飲まれていなかったのです。

ところが、牛乳メーカーがセールスマンに対し、「牛乳はカルシウムを豊富に含む健康食品である」という商品教育を行い、牛乳のPRを「国民の健康教育」と称して、全米中の学校、保育所、病院、老人ホーム、保健所、企業体などを廻って、チラシや教材を配り歩いたのです。「牛乳を摂取するように」という一大キャンペーンを始めた結果、牛乳は健康になるための必需品としてアメリカ社会に定着してしまったという訳です。

【イメージ作戦空しく25年間で牛乳の摂取量は半減】
「牛乳は健康食品である」ことを教え込むため、メーカーは今でも、「牛乳を飲むと、有名なスポーツ選手の様な逞しく大きな体になれる」といったことを書いた本やぬり絵を、幼稚園や小学校低学年の教材として無料配布しています。また、有名人を起用した「ミルクの白い口ひげキャンペーン」に年間1億9000万ドルもかけて、「牛乳=健康&魅力的」といったイメージ作戦を展開しています。

しかし、その努力も空しく、アメリカでは益々牛乳離れが進行し、その摂取量は1,995年には25年前にも比べ46%も減少しています。

【米国農務省は精肉業界や乳業界と癒着していた】
最近、アメリカではこの業界と政府の癒着が指摘され、問題になっています。米国農務省は精肉業界や乳業界に深いつながりのある人々を、国民のダイエタリーゴール(食事指針)作成委員に任命しています。すなわち、これらの業界の食品がフードピラミッドに必須食品として必ず含まれるように画策している訳です。

こうした行為は連邦利害抵触法に違反しているとして、PCRM(責任ある医療を推進する医師会)が訴訟を起こし、2,000年9月に勝訴しています。その結果、米国農務省は、最近では「研究が示す証拠は、牛乳は骨粗鬆症の健康的な予防策とはならないということを示している」と言い直し、さらには「牛乳は心臓病や前立ガンの要因となるということを示している」とさえ言うように変わってきているのです。

【出典】子供たちは何を食べればいいのか 松田麻美子著

6. 業界などからの反論

① 牛乳や乳製品を摂取すると骨粗鬆症になりやすい?(公益財団法人 骨粗鬆財団)
国内外の骨粗鬆症に関する専門家が集まる学会で、「牛乳や乳製品が骨粗鬆症の原因になる」という報告は行われていません。逆に、「牛乳をたくさん飲むとカルシウムの摂取につながり、骨粗鬆症の予防に有効である」との研究結果が、世界中の多くの研究者や医師により報告されています。

国内では、牛乳や乳製品の摂取量を増やすと小児期には骨量の増加に役立ち、中高年期の女性の場合は閉経後の骨量減少を抑えるという検証結果が発表されています(2002年度厚生労働省科学研究など)。現段階では、「牛乳や乳製品が骨粗鬆症の原因になる」という情報は、科学的なデータに基づかない意見であると思われます。

② 「北欧で骨折が多い原因は牛乳ではない」と一般社団法人 Jミルクは反論

世界の4大酪農国とは、牛乳・乳製品の生産・消費の多いアメリカ、スウェーデン、デンマーク、フィンランドを指します。それらの国々の人々が牛乳を摂取することで骨粗鬆症になりやすいという研究結果はありません。

7. 私の考え方

酪農農家さんや乳業を営んでいる方の商売の邪魔をしようという意図は全くありません。私が知っている食養生の大家(マクロビオティック、自然療法、ナチュラル・ハイジーン、新谷食事健康法)は、皆さん、牛乳を勧めません。

骨粗鬆症のことはさておいても、牛乳に含まれるカゼインはアレルギーを引き起こし、また発ガン物質でもあります。ガン以外にも、ADHD、花粉症、片頭痛、心臓病、慢性関節リウマチなどの病気を引き寄せます。たまに飲む分には差し支えないでしょうが、好んで飲む飲料ではないと考えますが…

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