医食同源|植物油は動脈硬化を予防する「植物の恵み」

古代ユダヤの書物に、「オリーブ油が照明に使われていた」という記載があることからも、人類と油の付き合いは長いことがわかります。日本でも奈良時代以前は照明用として使われ、平安時代になると食用に供されるようになったようです。

南蛮文化の影響もあってか、江戸時代には、ゴマ油や落花生油を使って、野菜や魚介類を揚げる料理法が普及しました。「天ぷら」の語源はポルトガル語とする説と、「あぶら→あふら」に「天(あま)」の当て字を使って「天ふら→天ぷら」になったという説があります。

植物性のものは「油」、動物性のものは「脂」と書かれ、三大栄養素の一つで、貴重なカロリー源であり、皮膚や組織の健常性を保つためにも大切です。

大豆油は、わが国で最も消費量の多い油で、天ぷら油、サラダ油によく使われます。菜種油も同様で、大豆油に次いで消費量が多くなっています。両者とも不飽和脂肪酸のリノール酸が多いので、動脈硬化予防に有効です。

ゴマ油は、天ぷら用に用いられることが多く、リノール酸、リノレン酸が多く含まれ、しかもトコフェロールや抗酸化物質のセサモールも含まれるので、コレステロールを低下させ、動脈硬化を防ぐ力が強力です。

また、消炎作用があるので、切り傷や軽い火傷には昔からよく用いられてきました。火傷、切り傷、刀傷、痔、湿疹など、外用薬としてオールマイティの力を持つ漢方薬の「紫雲膏」の主原料もゴマ油です。

紅花油(サフラワー油)は、油の中では最も多くのリノール酸を含み、よくサラダにかけて食べられ、動脈硬化予防に力を発揮します。

オリーブ油は、地中海沿岸の国々では、古代エジプト時代から薬として用いられた程です。

悪玉のLDLコレステロールを減少させ、善玉のHDLコレステロールを増加してくれるオレイン酸を70%以上も含み、しかもビタミンEが含まれるので、若返りと動脈硬化、血管病の予防になります。ギリシアのクレタ島の島民の心臓病やガン罹患率が低いのは、オリーブ油の多食にあるとさえ言われています。

トウモロコシ油(コーンオイル)は、トコフェロール(ビタミンE)が多く含まれ、美肌、若返りに貢献してくれます。

その他、パーム油(アブラヤシ)、落花生油、ヒマワリ油などの植物油は、すべて動脈硬化予防作用があります。

【出典】医者いらずの食べ物事典 石原結實著

■安全な油の選び方

油の選び方は原材料がはっきりしている油を選ぶことと絞り方法をチェックします。

原材料は、

なたね油⇒なたねでできている、オリーブオイル⇒オリーブでできている、ごま油⇒ごまでできているなど原料がわかっています。

逆にサラダ油として売られているものは、あたりまえですが、中身はサラダではありません。表示をよくみてみると、大豆、トウモロコシからとったブレンド油です。そして、そのほかに酸化防止剤やなんやらいろんなものが添加されています。

大豆、とうもろこしは、遺伝子組み換えのものが多く、安いけれど、日常的に使うには問題があります。

しぼり方法には、昔ながらのつぶして絞る圧搾法と、薬剤で溶かしてとる抽出法があります。圧搾法の方が安全です。

抽出法の場合、サラダ油などには、ノルマンヘキサンという化学薬品で油を抽出し、精製にも化学薬品が使われています。その薬剤自体が、発がん性があるものであったり、濁りをクリアにするために加熱とろ過を繰り返します。その間にトランス脂肪酸がつくられてしまうのが問題です。

安心安全な油を選ぶなら、原材料がはっきりした、圧搾法の油を選びましょう。

【出典】おいしくて安全な油の選び方

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