
朝鮮半島近海で多く獲れることから、「韓鰾(からえい)」と呼ばれていたことが語源となっています。俗に「左ひらめ 右かれい」と言われるのは、黒皮(目のある側)から見て「左に目があればヒラメ、右ならばカレイ」と言うことです。旬は冬。但し、大分の別府湾で獲れるマコガレイ(城下ガレイ)は夏が旬です。
カレイ100g中にタンパク質は19gと多く、脂質は2.2gと少なく、淡白な味で高タンパク・低カロリーの健康食です。ヒラメと同様縁側(ヒレの付け根の肉)の味は特に旨く、美肌効果のあるコラーゲンが多く含まれており、煮こごりにして食べると、その効果が倍増します。また、ビタミンB1、B2、Dや含硫アミノ酸のタウリンが多く含まれているので、カレイは疲労回復や肝機能強化にも役立ちます。
小さいカレイは、唐揚げにして丸ごと食べるとカルシウムの補給になります。ちなみに、冷凍切り身としておなじみの「オヒョウ」もカレイの仲間です。
【出典】医者いらずの食べ物事典 石原結實著
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