医食同源|プルーンは鉄分補給に最適

スモモはバラ科サクラ属の落葉小高木です。コーカサス南部原産の西洋スモモと、中国が原産のスモモがあります。後者は日本に最も古く渡来した果実の一つと言われ、『古事記』『日本書紀』『万葉集』にも登場します。酢桃の名の通り、熟さないと酸味が強く、熟すと甘くなります。大型の欧米種は、生をプラム、乾燥させたものをプルーンと習慣的に呼んでいるようです。

■スモモ・プルーンの薬用効果

中国では、古くから健康を保つための重要な果実(五果)の一つとして大切にされてきました。漢方の最古の古典である『黄帝内経』には、「肝を養う」とあり、『医林纂要(いりんさんよう)』にも「肝を養い、肝熱を治し、瘀血(おけつ)を除く」ーー肝臓の働きや血液の循環をよくして、肩凝り、頭痛、めまい、耳鳴り、のぼせ、生理不順など、瘀血(おけつ)の諸症状に効く、と書かれています。

酸味成分は、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸などの有機酸で、糖分と同様に疲労回復効果があります。また、鉄分の含有量が果実に中ではずば抜けており、貧血の予防・改善に最適です。貧血の治療薬の鉄剤を利用して「胃もたれ」が生じる人は、プルーンを代用するとよいでしょう。


【出典】https://style-knowledge.com/prune/ より

特にドライプルーンには、鉄、ビタミンA、カルシウム、カリウムなどのビタミン、ミネラルが濃縮されて大量に含まれている、優れた健康食品です。食物繊維のペクチンが多く含まれていることも特徴で、「緩下剤」としてもすぐれています。

また、万病の一因と目される活性酸素を除去するクロロゲン酸などの存在も確認されており、プルーンの健康効果が益々注目されています。その他、毛細血管を引き締める(収斂)作用のある物質も含まれているので、外傷や出血性の病気にも有効です。

■スモモ・プルーンを使った民間療法

・二日酔い
スモモ2~3個を生食する。クエン酸、リンゴ酸などの有機酸が、肝臓の働きを促進、また利尿も促して、二日酔いを解消する

・便秘
ドライプルーンの紅茶煮を毎日食べる。紅茶2杯にドライプルーンを2~4個入れて柔らかくし、適量の砂糖を加えて弱火で煮たてた後、紅茶と一緒に食べる

【出典】医者いらずの食べ物事典 石原結實著

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