医食同源|スイカはむくみ・高血圧を改善する西から渡来した瓜

スイカはアフリカ・カラハリ砂漠原産のウリ科の植物で、紀元前2,000年には、エジプトで栽培し、種子を食用にしていたとされています。中国人が西の方から渡来した「瓜」という意味で名付け、「西瓜」となりました。日本への伝来は1,640年頃のようです。

■スイカの薬用効果

『大和本草』で「残暑いまだ退かざる時に、このもの盛んに出ず。世人これを食ひて暑を消す。……塩淹(塩をかけて)にて食す」と述べていますし、『空華集』には「人を益すること強し、麦門冬(ばくもんどう、滋養強壮薬)に似る」とあることからも、当時より、夏の暑気払いと夏バテ防止に食べられていたことがわかります。

その他、多くの本草書(食べ物の薬効を書いた書物)に「渇きを止め、暑を消し、酒を解し、能く小水を利す」と紹介されていますので、スイカは排尿を促すことにより、種々の症状に効くことがわかります。

スイカに含まれている尿を作る成分のシトリン(アミノ酸)やカリウムが、強力な利尿効果を発揮し、むくみ、高血圧、心臓病、腎臓病に奏功する訳です。スイカは、漢方で言う体を冷やす陰性食品で、解熱作用があるので、発熱性の病気、特に利尿と解熱が必要な膀胱炎によく効きます。

その他、スイカにはリコピン、カロチン、ビタミンB1、B2、Cなどのビタミン、少量のリンゴ酸やアルギニン酸(アミノ酸)が含まれています。90%以上は水分ですから、夏場の水分補給にはもってこいの果実です。

■スイカを使った民間療法

・腎臓病、心臓病、高血圧、むくみ
スイカ2~3個の果肉を布巾またはガーゼで搾り、それを鍋に入れ、とろ火で汁にとろみがつき、どろどろになるまで5~6時間煮詰める。これをお湯で割り、1日コップ1~2杯飲む。蓋つきの瓶に入れて、冷凍庫で長期保存。

・尿路結石、腎臓結石
スイカ糖またはスイカの汁にお湯を加えて、温かいうちに1日コップ2~3杯飲用する

【出典】医者いらずの食べ物事典 石原結實著

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