医食同源|イチジクは血圧を下げる無花果

イチジクはアラビア南部原産のクワ科イチジク属の落葉高木で、非常に成長スピードが速い植物です。紀元前3,000年のシュメール王朝時代には、すでに栽培されていたほどで、人類が食べる最古の果実の一つです。日本には1,630年頃伝わったと言われます。イチジクの食用部分は果実ではなく肥大した花房です。

イチジクは糖分を多量に含み、ビタミンとしてはB1、B2、Cが、ミネラルはカルシウムが豊富に含まれています。その他、特徴的な成分として、クマリン類のベルガプテン、プソラレエンなどがあり、プソラレエンは降圧作用があることが確認されています。


【出典】https://shop.ng-life.jp/abenouen/0172-001/ より

『本草綱目』には「胃を開き、下痢を止め、痔や喉の痛みを治す」とありますが、中国では五痔(5種類の痔=切れ痔、脱腸、内痔核、外痔核、痔ろう)を治す薬として有名です。

イチジクには多くの酵素類が含まれ、消化促進作用が強力である上、食物繊維のペクチンが優れた整腸作用を発揮してくれます。胃腸の弱い人は毎日4~5個食べるとよいでしょう。

イチジクの葉や茎を切ると出てくる乳液は、ゴム質、ステリン類、タンパク質糖が含まれ、病的組織や細胞を腐食・収斂する作用があり、イボ、魚の目、水虫などに、この乳液にすり込むと効く、とされています。

■イチジクを使った民間療法

・便秘、下痢
果実をよく噛んで、1日5~6個食べる

・痔の腫れ、痛み
イチジクの葉を煎じた液で患部を洗う

・痔、腰痛、神経痛
生の枝葉を湯船に入れて入浴する

・手足の荒れ
イチジクの実をガーゼで潰して搾り、その汁を毎日患部にすり込む

【出典】医者いらずの食べ物事典 石原結實著

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