医食同源|ゴマは老化予防の扉を開く「魔法の種」

■ゴマは老化予防の扉を開く「魔法の種」

ゴマは成分の約半分がリノール酸やオレイン酸など動脈硬化を予防する脂質です。良質のタンパク質(約22%)、疲労回復のビタミンB群、老化予防・若返りのビタミンE、貧血に効く鉄や銅、強壮作用の亜鉛、骨・歯を強くするカルシウムなども豊富です。

最近、ゴマリグナン(セサミンなど)なる物質が発見され、強力な抗酸化作用により、ガン予防、肝臓病や二日酔いの予防・改善に効果のあることがわかってきました。

以下、ゴマの薬効や調理法について”「薬草の自然療法」難病も自然療法と食養生で治そう 東城 百合子著”よりご紹介します。

畑の隅に、うつむいた薄紫の花を下から上へと咲かせていく胡麻。子供の頃の懐かしい風景と、炒りたての地胡麻の香ばしい匂い、味は結びついているようです。

日本人の食生活に欠かせなかったゴマも、最近では余り家庭で使われなくなりました。たまにお赤飯に食べるゴマ塩くらいで、すり鉢ですって和え物を作るなんて面倒だという方が大半でないでしょうか。すり鉢を持たず、すりこぎの使い方を知らない人も増えているということです。

摺りゴマや炒りゴマもパックにしてスーパーで売っていますが、本当のゴマの味を知っている者には、まるで砂を噛むように味気なく感じられます。ゴマの素晴らしさは、芳香や美味ばかりではありません。栄養学的にも、生命力に溢れた宝庫なのです。日本人の今の食生活に欠乏している栄養成分を補給し、成人病を予防してくれる大事な食品、それがゴマです。

■稀に見るカルシウム資源、栄養の宝庫

まず、ゴマは、稀に見るカルシウム資源です。わずか百グラムの中に1,200mgも含んでいます。飽食の時代といわれて久しい現代でも、日本人のカルシウムの摂取量は標準より少ないと、先日の統計にも出ていましたが、ゴマのような自然の生命力に富んだ素朴な食品をないがしろにしているせいではないでしょうか。

また、ゴマにはメチオニン、リジンなどのタンパク質が含まれ、その他のアミノ酸と共に、その量は牛肉と略同じです。メチオニン、リジンなどは、優良蛋白といわれる大豆の倍もあります。


【出典】http://www.wadaman.com/ より

脂肪はレシチンを多く含み、類脂体は動脈硬化の原因のコレステロールを流してくれ、溜まるのを防ぎます。ですから、ゴマを常用すれば動脈硬化の予防にもなるのです。

ビタミンB1、B2もたっぷりあります。B1は澱粉、糖分を消化吸収させ、代謝するために絶対必要なビタミンです。充分とっていると疲れにくく、体も軽くなって楽に働けるようになり、酸素が全身によく回り、頭も爽やか、心も明るくなってきます。

まだまだあります!ビタミンEが多いのです。Eは、生命の誕生に深くかかわるビタミンです。妊娠、出産に大切なだけでなく、細胞に活力をつけるので、若返りや美容にもいいのです。白髪が黒くなったという人もあるくらいです。

また、ビタミンAの働きを助け、脂肪の酸化防止に役立つだけでなく、心臓や血管の働きを助け、全身に活力を与えます。肝臓の働きを強め、解毒作用を助けるという効果もあります。肝臓によいものなら全身によいといわれますが、全くその通りなのです。

■ゴマは健脳食の王様

ゴマは健脳食の王様と言われています。ゴマはカルシウムやビタミンのほかにガンマーオリザノールが含まれていますが、これは自律神経を活発にして、細胞に活力を与え、おまけにアルカリ性で血液を浄める作用をします。このガンマーオリザノールが、カルシウムやビタミンEと共に頭脳の働きを助け、結果的に頭をよくするのです。

インスタント食品に頼りがちな現代人には、このゴマの持つ栄養分が全般に足りないのです。それで、血液は汚れ、頭は酸素不足で回転が悪く、神経もイライラして感情的になるのでしょう。これからの地球の未来を担っていく新人類にも、特にゴマを勧めたいと思います。

また、ゴマは毒素を流してくれます。肝臓を強め、解毒作用のあるイノシトール、コリンを含んでいるからです。

まず便通がよくなるので、便秘の薬ともなります。そのほか、火傷、腫れ物、切り傷、切れ痔などの外用にも、純良なゴマ油を塗るとよく効きます。正に万能薬のゴマを、もっと暮らしの中で生かしていきたいものです。

炒って摺り、うすい塩味にしてふりかけにして、毎日ご飯にかけて食するのもよし、和え物や料理の風味として、また子供のおやつの中にと、色々工夫して利用されるといいでしょう。

特に、便秘しやすい妊娠期間中には、ゴマを玄米ご飯にふりかけて食べたり、玄米餅入りゴマ汁粉を食べると効果抜群です。自然食品店などで売っているゴマペーストなどは、病人食の栄養補給にも最適です。

■ゴマの調理法

●ゴマふりかけの作り方
ゴマをよく炒ってあらくすり潰し、自然塩を炒って少し混ぜ、うす味にして、しらけないように広口ビンに入れておきます。これを玄米ご飯にたっぷりふりかけて食べて下さい。カルシウムやビタミン不足の病人は炒りゴマを一日大さじ三杯以上、よく噛んで食べるとよいのです。

●ゴマ豆腐の作り方
精進料理で有名なゴマ豆腐は、滋養に富んで美味なもの。水または出し汁二カップ半の中に、吉野葛半カップ、塩小さじ半杯、絹ごしゴマ(よくすり潰して裏ごしにかけたもの)大さじ二杯を混ぜ、中火にかけてかき混ぜながら煮ます。

透明になったら弱火にして、なおよく練ります。これを流し箱に入れて冷やし、生姜醤油で頂きます。

【出典】「薬草の自然療法」難病も自然療法と食養生で治そう 東城 百合子著

■ゴマを使った民間療法

・白髪、精力減退、若ハゲ
黒ゴマ8:粗塩2をフライパンで炒り、すり潰した黒ゴマ塩をご飯にかけて食べる

・軽いやけど、切り傷
水で洗った後、ゴマ油を塗る

【出典】医者いらずの食べ物事典 石原結實著

■白ゴマと黒ゴマの違いを調べてみたら

ごまの種類ってものすごくあって、野生種は約37種類。

栽培種は黒を原種として全世界で白・黒・金・茶・黄・緑・紫などがあり、全部合わせるとなんと約3,000種類にもなるそうです。

栄養価は、白、黒、金どれもほぼ同じです。

白ゴマは油分が多いためゴマ油を作るのに適し、黒ゴマは油分が少なめ、香りが高いので料理向き、金ゴマは更に香ばしいらしいです。

スポンサード・リンク


関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

スポンサードリンク

カテゴリー

カイテキオリゴ

ピックアップ記事

  1. コイはタンパク質や脂肪をはじめ、ビタミンA、B1、B2、カルシウム、鉄などのミネラルを豊富に含む。ま…
  2. カレイ100g中にタンパク質は19gと多く、脂質は2.2gと少なく、淡白な味で高タンパク・低カロリー…
  3. カツオは脂肪の含有量が少なく、タンパク質の含有量は獣肉以上、しかも脂肪酸は中性脂肪やコレステロールを…
  4. 加熱調理すると、その食品に含まれる酵素が喪失しビタミンやミネラルの自然のバランスが失われてしまうため…
  5. ウナギには、内臓、皮膚、眼、粘膜などを強化し、免疫力を旺盛にしてくれるビタミンAやレチノールは、イワ…
  6. 酵素(エンザイム)は、私たちが生きていく上で、非常に重要な役割を果たしているのです。酵素(エンザイム…
  7. イワシには、血栓を防ぐEPAや脳の働きを高めるDHAなどの不飽和脂肪酸の他に、カルシウムがイワシ10…
ページ上部へ戻る