食品(梅干し、味噌、醤油、漬物)中の塩分量

1. 梅干し

梅干しは1~2g/個も塩があります。しかし、殺菌力や腸内細菌叢の正常化、短鎖脂肪酸の原料となるなど、食養生にとっては大変効果的な食品です。そこで、次のような対策をとって摂取すると良いでしょう。

a. コップの水に梅干し1個を入れ、30~60分浸けて塩を抜く
b. 梅肉エキスを代用する(粒なら6~9粒×3回/日)100g中の塩分は8.7mg
c. a + b の併用でもよい

私(鶴見隆史先生)はファスティングでは「梅干し」+「水」を薦めています。梅干しに強い殺菌力(主として悪玉菌に対して)と同時に腸内細菌の善玉菌の増加を期待するからです。ファスティング時の梅干しは2個/日程度なので、塩分は2~4g/日であり問題のない量です。しかし、通常の食生活では日に3個とか4個食べるのでは塩分過多になります。

梅干しは毎日摂ってもよい食品ですが、塩分過多になりやすいので上述のような対策が必要になります。その点で、梅肉エキスは極めて塩分が少ない食品です。

2. 味噌

味噌も塩分の多い食品ですが、メラノイジンやイソフラボン(ゲニステイン)、ペプチドなどが多量に含まれており、塩分摂取のマイナス面よりもプラス面が多い。

納豆も味噌同様によい食品ですが、醤油をかけ過ぎないようにしたい。しかし、納豆と醤油は大変相性がいいので、醤油をかけないのは現実的でないかも知れません。そこで、次のようにすれば塩分をかなり減らすことが出来ます。

a. 納豆に黒酢をかけて混ぜる
b. 仕上げに醤油をほんの少しかける

普通の酢は陰性で体温上昇効果はありませんが、黒酢は陽性なので体温が上昇します。したがって、酢を使うなら黒酢の方が遥かによいでしょう。

普通の酢を飲んだ場合と黒酢を飲んだ場合の比較をサーモメーターで見ると、普通の酢の場合は30分後でも体温の上昇はなかったけれども、黒酢は手足の温度がブルーからレッドに変わりました。それぐらい違うのです。

3. 醤油

ちなみに醤油は塩分が多いので、食養生のときは減塩のものにした方が良いでしょう。漬物は食物繊維が多く、生きた菌が多いので(殺菌されていない漬物の場合)、日々食べたい食品ですが、食べ過ぎて塩分過多にならないように注意しましょう。

「味噌」「醤油」「漬物」は日本人にとってソウル・フードです。この食品を食べない日はないと言ってもいいでしょう。

味噌は、味噌汁、味噌漬け、味噌味の煮付け、味噌鍋、醤油はありとあらゆる料理の味付けに欠かせません。したがって、どうしても塩分過多になりやすいのです。

食養生の際はこうしたことも留意していく必要があります。主な食品の食塩1gの目安を示しましたので、参考にして下さい。

【出典】食物療法大全「食」による病気治しの考証 鶴見隆史著

なお梅干しも味噌も醤油も日本古来の伝統的な製法によって作られたものを食べましょう。化学的な即製品は食品添加物も多くダメです。

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