医食同源|小豆は解毒の特効薬

小豆は中国東北部原産のマメ科の1年生草本で、日本へは3世紀頃伝わりました。

小豆は大豆と同じく栄養価が高く、良質のタンパク質はもちろん、豊富なビタミン類(B1・B2)やカリウム、リン、鉄などのミネラル、食物繊維まで幅広く含まれています。ビタミンB1・B2はビタミンB複合体と呼ばれ、体内で糖質(でんぷん)や脂肪を分解し、カロリーに換えるのに不可欠な栄養素で、これが不足すると体がだるくなったり無気力になったりします。

漢方では、生薬名を「赤大豆」といい、脚気、心臓病、腎臓病、便秘に処方しています。含有成分のサポニン(ポリフェノールの一種)が体内の水分量を調節し、「むくみ」があると強力な利尿作用を発揮します。

小豆の健康効果について、”薬草の自然療法 難病も自然療法と食養生で治そう 東城 百合子著”よりご紹介します。

■小豆の持つ健康効果

1.利尿、利水効果
2.解毒効果
3.消炎効果
4.緩下効果
5.ビタミンB1による効果

主にこの五つの作用が特徴的ですがやはり強いのは、1.の利尿、利水効果です。甘味をおさえ、自然の味を生かして調理してみましょう。

小豆にはビタミンB1が多く、解毒、緩下作用が大きいのです。アズキの皮は腸の蠕動を盛んにして腸壁の汚れをとる働きをします。また、特殊成分のサポニンが多く含まれ、腸を刺激して便通を促し、毒素を出します。

小豆は、お赤飯、小豆餅、汁粉、おはぎなど、デンプン質の食品と組み合わせて使われることが多いのですが、澱粉の消化に必要なビタミンB1が多いので理に適ったことです。但し、白砂糖をたっぷり使うと、たちまち効果は半減するので、甘味はなるべくおさえ、黒砂糖や蜂蜜を利用した方が効率は良いのです。


【出典】http://www.bh-recipe.jp/ より

塩ゆでの小豆は解毒、便通の効果が大きく、便秘に良いのですが、白砂糖を使った場合には逆に便秘になりやすいのです。甘いアンコ物は、肥満をつくるだけでなく、細胞の働きを鈍くして便秘になりやすく、毒素が溜るため皮膚も汚れてしまいます。

けれども、本来の小豆は解毒の名人。昔から動物などに咬まれて皮膚から毒素が入ったときの特効薬とされています。毒素が血液中に入ると、高熱を出して苦しみます。そんなとき、アズキの粉(生のアズキ粉ならなお強力です)を水でドンドン飲むと、利尿、解毒作用で治ってしまいます。

当然、脚気や心臓病、腎臓病のむくみを治し、お小水が出やすくなる、という働きもあります。また、内臓の疲れもとるので、疲れやすい人はまずアズキを少しずつでも常食するようにして下さい。玄米ご飯に炊き込むと、いつの間にか食べてしまいます。


【出典】http://yamadayakm.exblog.jp/ より

■病弱者、妊婦は常食するとよい

小豆を続けて食べていると、母乳の出もよくなります。催乳作用があり、ホルモンのバランスにも関係が深いからです。ゆでるときは、ゆでこぼさず、竹の皮か笹の葉を入れて煮てみましょう。早く軟らかくなり、また笹の葉の制ガン・利尿作用、竹の葉のビタミンKなどの作用も加わって、薬効を大きくします。

また、小豆のサポニンは制ガン作用も大きいのです。レンコンとアズキのいとこ煮(さつま芋でも南瓜でもよい)など、塩と黒砂糖少々で、隠し味位に甘味をつけた煮物は、自然で美味しく健康的なものです。

疲れて、便通・利尿が悪かったり、腎臓の弱い人などは、ゆでこぼさずに煮た小豆をうすい塩味でおわん一杯位ご飯の代わりに食べると便通があり、お小水の出もよくなって身体が軽くなります。疲れて体が重いときなどは、あさにおわん一杯の塩味のゆで小豆を食べると疲れがとれます。どうしても甘くしたいなら、蜂蜜を少々入れますが、塩味の方が効果が大きいものです。

【出典】薬草の自然療法 難病も自然療法と食養生で治そう 東城 百合子著

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