塩分の欠乏と過剰による弊害、適切な塩分量とは?

塩分は摂り過ぎても欠乏しても、体によくない影響を及ぼすので、塩分は多過ぎても少な過ぎてもだめですが、実際の食事は塩分の多いものが沢山あるので、やや少な目にした方がよい。塩分の欠乏と過剰による弊害、適切な塩分量について”食物療法大全「食」による病気治しの考証 鶴見隆史著”よりまとめました。

1. 塩分の欠乏と過剰による弊害

■塩分が極端に欠乏した場合
塩分が極端に欠乏すると次の症状が出現します。

・筋肉のけいれん
・無気力、易疲労、脱力感
・顔色蒼白
・食欲不振、味覚異常
・低体温、冷え性、低血圧

・循環不良、月経困難症、子宮筋腫、子宮脱、易感染症
・心、肝、腎の機能低下
・腸の蠕動低下=便秘、消化不良
・めまい、貧血
・筋力低下、乏尿

・脱腸、内外痔核
・全身の筋肉痛

■塩分過剰の場合
反対に塩分過剰の場合は次の症状が出現します。

・浮腫
・急性高血圧
・妊娠中毒症(妊婦)
・生理痛(月経のある女性)
・ガン細胞増大(ガン細胞患者)

・動脈硬化亢進
・骨粗鬆症
・腎機能悪化

2. 適切な塩の摂取量とは

適切な塩の摂取量については諸説がありますが、ひとつだけ明確であるのは、肉体労働者で発汗の多い人とデスクワークで発汗の少ない人とでは、その適切な摂取量は大きく違います。

私(鶴見隆史先生)が薦める適切な摂取量は次の通りです。

・肉体労働者やスポーツをよくするひとなど発汗量が多い人の場合 10~25g/日
・デスクワークが多く汗をあまりかかない人の場合        6g/日
・ガンや難病(リウマチ、膠原病、その他)の人の場合       3~4g/日
・生活習慣病(腎臓、心臓、呼吸器系疾患、糖尿病、高血圧など)  3~5g/日

塩分は摂り過ぎても欠乏しても、体によくない影響を及ぼします。したがって、塩分は多過ぎても少な過ぎてもだめですが、実際の食事は塩分の多いものが沢山あるので、やや少な目にした方がよいようです。

特に塩分過多だと、浮腫や高血圧、動脈硬化のリスクが高まります。動脈硬化が起こるとあらゆる病気につながります。塩分過多で高血圧になるのは、細胞内と細胞外のミネラルイオンの組成に塩分の成分が関わっているからでしょう。

【出典】食物療法大全「食」による病気治しの考証 鶴見隆史著

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