にがり摂り過ぎの弊害|腎臓結石、胆石などを招く

にがりの主成分である塩化マグネシウム(Mgcl2)が体内のタンパク質やカルシムとくっつき、腎臓結石、胆石、子宮筋腫、心筋梗塞を招きます。自然海塩の中でもにがり分を適度に調節した自然海塩が体によいのです。

にがり摂り過ぎの問題点、にがり摂り過ぎが動脈硬化や腎臓結石、胆石、子宮筋腫、心筋梗塞をまねくメカニズム、にがり分を調節した能登の塩についてまとめました。

【目次】
■にがり(苦汁)とは?
■海水塩のにがり成分が腎機能を低下させる
■瞬く間に消えた「にがりダイエット」
■「にがり」が多いほど優れているのでは?・・・という誤解
■にがりが腎臓結石、動脈硬化、リウマチを招くメカニズム

【中先生が”塩”にこだわった理由】
●海塩の問題点は「にがり」だった!
●動脈硬化、リウマチ、腎臓結石の原因は塩のにがり!
●毎日安心して摂れる究極の塩が誕生!

■にがり(苦汁)とは?

にがり(苦汁)とは、海水中から塩化ナトリウム(NaCl)をとり出した後の種々のカルシウム、マグネシウムといった無機塩類を含んだ残り液を濃縮したものを言います。「にがり」の主成分は塩化マグネシウム(MgCl2)で、これは豆腐の凝固剤として使われます。

■海水塩のにがり成分が腎機能を低下させる

「海水塩」は、海水から作られたものでミネラルも豊富ですが、海水に含まれる「にがり成分」がタンパク質を極端に固めてしまいます。もちろん適量を摂る分には何の問題もないのですが、「にがり」を長期間摂り続けるとタンパク質である人間の内臓も固まり、腎機能が低下していきます。腎臓内で石ができることも多いのです。腎臓は血液をろ過して毒素を出す大切な臓器なので、硬化すると「腎不全」などの各種腎臓病にも発展します。

■瞬く間に消えた「にがりダイエット」

数年前に人気のダイエットとして一時期、いろいろな健康雑誌やテレビで紹介された「にがりダイエット」。今では、スーパーなどで液体のにがり成分が売られていますし、日々の健康に良いと思い、使用されている方も多いのではないかと思います。

「にがりダイエット」とは、食事とともに「にがり水」を飲んだり、食べ物にかけたりしてにがりを摂取して痩せるというダイエット法で、2,000年代前半(主に2,003年ごろ)に本や雑誌・テレビで紹介され、瞬く間に「にがりダイエットブーム」となりました。

しかし医学的な根拠、文献がなく、ダイエット効果が確認されないことや、またマグネシウムの過剰摂取による健康被害も起こったことから急速に「にがりダイエット」は下火になりました。

■「にがり」が多いほど優れているのでは?・・・という誤解

「にがり」は名の通り刺激性が強くとてもにがいものです。塩化マグネシウムを主成分とする「にがり」を摂りすぎると、下痢や腎臓結石、胆石、リウマチ、動脈硬化、心筋梗塞、子宮筋腫などの重大な健康被害を引き起こします。だから、昔は塩を叺(かます)などに入れて「にがり」をしたたり落としてから使用しました。この塩は、2年塩、3年塩、或いは”枯らした塩”、”枯れた塩”と呼ばれ珍重されました。

■にがりが腎臓結石、動脈硬化、リウマチを招くメカニズム

にがりの摂り過ぎが腎臓結石、動脈硬化、リウマチを招くメカニズムについて、マクロビオティックの中広行先生は””で明快に説明されていますので、引用しご紹介します。

中先生が”塩”にこだわった理由

●海塩の問題点は「にがり」だった!
普通の自然海塩は、ほぼ塩田引き込み方式でつくられています。これは海水に防波堤をつくり、太陽で蒸発させ、上澄みの塩水を鉄釜で炊くという製法です。

鉄釜となると、ひとつの問題が起こってきます。塩をつくった後の鉄釜の内側にカルシウムがびしーとついているんです。塩から大切なカルシウムが抜け、非常に陽性化されてしまいます。しかも、非常ににがりが多い塩になっています。

昨今の自然塩ブームで「ミネラル不足にはにがりが良い」と盛んにうたわれていますが、これから説明するように、マクロビの塩は、いかににがりを抜くかということを考えています。

ちなみに、伊勢神宮に奉納される塩も、塩田引き込み方式ですが、米俵に入れて半年も寝かせるという手間をかけて、にがりを抜いています(米俵から、ぽたぽた、ぽたぽた、とにがりが落ちてくるんです)。では、なぜ塩からにがりをとる必要があるのか、なぜにがりが身体に良くないのかをお話しましょう。

●動脈硬化、リウマチ、腎臓結石の原因は塩のにがり!  
にがり(塩化マグネシウム)は、マクロビオティックでいうところの陽性の元素で、身体に入れると、にがりが陽性の部分についていくのです。血管でいえば、陽性である分厚い動脈の血管壁にひっついてしまうのです。これが動脈硬化の原因にもなります。

さらに、にがりは、身体の中でカルシウムと付着する性質があり、体内のカルシウム成分である軟骨にひっつきます。これが骨の内側に入って、新しい骨をつくってくれたらよいのですが、そうはいきません。リウマチの症状として、骨の間接をふくらまし、でっぱらせてしまうのです。

臓器の中では、中が機密な、比重の重い、一番陽性の腎臓(もっとも身体の下にある)をはじめ、肝臓、肺臓ににがりがひっつきます。

身体を流れる血液が最後に行き着くのが腎臓ですよね。よごれた血液を腎臓で濾過し、血液の中の塩分も処理して、おしっこにします。だから小便は塩辛いんですが、塩分処理をしてくれるこの腎臓に、にがりがひっついてしまうのです。ですから、腎臓結石も、塩のにがりが大きく関係しているのです。

また、胆石(胆嚢の結石)、心筋梗塞、子宮筋腫の原因のひとつに、にがりが動物性コレステロール(陽性)を固めることが挙げられます。食べ物の中では特にえび、かに、青い魚、卵、チーズ、これら動物性のタンパク質がにがりと結合して、胆石のような堅いものをつくってしまいますね。

ミネラルが多いということで最近、海塩は注目されています。もちろん、陰性体質の人には良い影響がありますが、長期間摂取すると、このように身体を固めてしまいます。ミネラルの中には、身体の中に不必要なミネラル、身体に必要なミネラルがあることを知っておいた方がよいでしょう。

●毎日安心して摂れる究極の塩が誕生!
そこで、私が師事した久司先生は「塩のにがりを少なくできないか」と考えておられ、能登製塩の氷見社長が考案された画期的な塩の製造方法<低温熟成方式>に注目し、取り入れました。その製法で作ったのがマクロビソルトですのですが、私はこの塩作りこそ、現代人の叡智だと思っています。海の塩自体の成分が変わってきているために、昔ながらの塩の作り方では、ダメなんですね。

低温熟成方式は、まず海水をミクロのフィルターで通し、次にセラミックで微粒子にし、そうして浄水した海水を、ステンレスの大きなプールで湯煎状にします。72℃の一定温度で、三日ほど経つと、まず硫酸カルシウムが浮いてきます。

それをすくい、次に浮いてくるのが塩の結晶です。じつにきれいですよ~。これが一番塩であり、マクロビソルトです。ちなみに二番、三番塩は他のブランド名で売られており、三番、四番になれば徐々にがりが多くなってきます。

この塩の製造は、奥能登でやっています。奥能登は対馬海流からの暖流がきて、すごい海流がはやく、内海とちがって非常に水がきれいなので、昔から、塩づくりが盛んでした。

水に浸けて浮いてくるということは、軽いということです。軽いは甘い。つまり、この塩は、なめてみたらわかりますが、塩でありながらすごく甘いんです。このマクロビソルトで炒め物をすると、思いっきり素材が甘くなるんです。あずきを煮たり、玉ねぎを炒めたり、かぼちゃを煮たり、本当に素材が甘くなります。野菜から引き出された天然の糖質の甘さですね。

食材の中でもとくに、アクがつよいゴボウやレンコンが、この塩を一振りしてよく炒めるだけでじつに甘くなります。だからきんぴらごぼうにしても、野菜の筑前煮にしても、我々は砂糖がいらないんです。よく炒め、最後は醤油の味付けだけで、野菜の甘みがたっぷり出たおいしい料理がつくれます。

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