医食同源|サツマイモは肺ガンのリスクを低下する女性の好物

サツマイモと言えば、まず、浮かぶのは焼き芋です。甘みがあり、ホクホクとして、男の私でも大好きです。私が子供だった頃は、庭の落ち葉で焼き芋をしたものでした。

サツマイモに豊富に含まれるセルロース・ペクチン等の食物繊維(焼き芋の場合で、100g中3.5g)は、腸内環境を調え便秘を解消させる作用だけでなく、血液中のコレステロールを低下させる作用や血糖値をコントロールする働きもあります。

また、サツマイモには生体膜を守り、ガン細胞の増殖を抑制すると言われているβ―カロテン、糖質の代謝を助けるビタミンB1、「若返りのビタミン」と呼ばれ、老化現象の元になる、と言われる過酸化脂質が体内にできるのを抑制する働きがあるビタミンEもバランス良く含まれています。

さらに、サツマイモにはビタミンCが甘ナツ並に(30mg/100g)含まれており、細胞の結合を強化するコラーゲン生成を助ける機能や、免疫を強化し風邪を予防する働きもあります。サツマイモのビタミンCは調理による損失が少ない特徴があるので効率的に補給できます。

また、体内の余分な塩分を排出し、高血圧の改善やむくみの解消に効果があるカリウムも100g中470mgも含まれ豊富です。サツマイモは様々な栄養素を含んだ、高機能・低カロリーで美容にも効果的な食材です。

サツマイモの薬効について、”医者いらずの食べ物事典 石原結實著”よりご紹介します。

■サツマイモは肺ガンのリスクを低下する

サツマイモは中央アメリカ原産のヒルガオ科の植物です。日本へは1,698年、琉球の中山国王が種子島藩主・種子島久基の求めに応じ送ったことにより伝わったとされています。その後、救荒食品として栽培が奨励され、全国に広がっていきますが、その時の立て役者が青木昆陽であったのは有名な話です。

漢方では、「補中益気」「寛腸通便」の作用、つまり、胃腸の働きをよくして大便の排泄をよくし、気力・体力をつける作用があるとしています。デンプン、ショ糖、ブドウ糖、果糖など糖質を多量に含み、ビタミンB1やCにも富んでいます。特にCは甘ナツ並に多く、100g中30mgも含まれ、しかも調理による損失が少ない、という特徴があります。

米国国立ガン研究所は「サツマイモ、カボチャ、人参を毎日食べる人は、まったく食べない人に比べ肺ガン発生率が半分になる」と発表していますが、サツマイモに含まれるβーカロチンや糖脂質のガングリオシドの抗ガン効果によるものでしょう。サツマイモを輪切りにした時に出てくる白いネバネバした液は「ヤラビン」という樹脂を含む物質で、便通をよくする作用があります。また、サツマイモにはセルロース(食物繊維)が多く含まれること、さらに「アマイド」という物質が腸内のビフィズス菌や乳酸菌の繁殖を促進してくれることが、総合的に作用してお通じがよくなるのです。

ミネラルはカリウムが多いので、塩と一緒に食べると味が引き立ちますが、サツマイモを食べると胸焼けする人は、塩をつけて皮のまま食べると、胸やけを防げることが知られています。

■サツマイモを使った民間療法

・風邪
黒焼きしたものを黒砂糖と共にお湯で食べる

・しもやけ
サツマイモをすりおろして塗る

・魚の骨、針など異物の誤飲
ふかし芋または焼き芋を、あまり噛まないで沢山食べる

・二日酔いからくる吐き気、下痢
芋粥にして熱いうちに食べる

・肝臓病
煮たサツマイモを毎日食べる

【出典】医者いらずの食べ物事典 石原結實著

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