医食同源|ホウレン草は緑黄色野菜の代表格、栄養豊富な総合野菜

■目に優しいルテインがたっぷり

鮮やかな濃い緑色をしたホウレン草は緑黄色野菜の代表格で、総合栄養野菜と呼ばれるほど栄養豊富な野菜です。ホウレン草には天然色素のカロテノイドの一種であるルテイン、ゼアキサンチン、βカロテンなどがたっぷりと含まれています。

ルテインは目の網膜や水晶体に存在し、目を酸化から防御すると言われています。テレビやパソコン、スマートフォンなどで目を酷使しがちな現代人にうれしい、お助け素材です。さらに、ルテインはゼアキサンチンと一緒に摂ると、白内障や飛蚊症、加齢黄斑変性症などの目の病気を防ぐ効果があることも分かってきました。

ホウレン草は人参と同じく、βカロテンが豊富に含まれています。カロテノイドの仲間は少量の油と一緒に摂ると吸収率が高まるので、炒め物やソテー、グラタンなどの料理に使うのがお薦めです。また、ホウレン草には不足しがちな葉酸、ビタミンC、ビタミンB群、カルシウム、カリウムなどがバランスよく含まれています。

■大腸ガンの予防にも効果

最近では、ほうれん草に含まれる糖脂質に腸の炎症を抑え、大腸がんを防ぐ機能があることも分かってきました。ガン細胞は栄養を取り込むために新生血管をつくります。糖脂質はこの新生血管の形成を阻止し、ガン細胞が増えないように働くと言われています。

【参考】研究開発本部発!食べ物が持つ健康パワー 第7回ホウレン草

■ホウレン草の選び方

ホウレン草は、葉の緑が濃く鮮やかで、シャキッと元気なもの、厚みがあるものを選びます。また根の付け根部分がふっくらとしている物の方が甘味があって美味しいです。

ホウレン草には、ポパイのホウレン草パワーを彷彿とさせるだけの薬用効果がある優れものの野菜なのです。”医者いらずの食べ物事典 石原結實著”よりご紹介します。

■ホウレン草は胃腸を浄化・清掃し、再建・再生する

ホウレン草はアルメニアからイランにかけてが原産のアカザ科の越年生草本です。日本には江戸時代の初期に中国から伝わったものと、明治以降に西洋から入ってきたものがあります。

テレビの人気アニメ『ポパイ』は窮地に立つとホウレン草を食べ、途端に百人力になったものですが、事実、βーカロチン、B群、C、E、葉酸(悪性貧血に効く)、K(止血作用)などのビタミン、鉄(血色素の原料)、マンガン(造血に必須)、亜鉛(強精、新陳代謝に不可欠)、リン、マグネシウム、ヨード、カルシウム、ナトリウム、カリウムなどのミネラルを存分に含む超健康食品です。また、リジン、トリプトファン、シスチンなどの動物性タンパク質に似たアミノ酸を含むので、格好のタンパク源となります。

ホウレン草の効能として特筆すべきは、胃腸を浄化・清掃し、それを再建・再生する強力な薬理作用を持っている点です。また、ホウレン草には、脳下垂体ホルモンの分泌を正常にして、内分泌全体のバランスを正常に保つ働きがあり、体内の尿酸を排泄させる作用もあり、痛風にも奏功するとされています。さらに、豊富に含まれるクロロフィル(葉緑素)は血液中の有毒物を浄化し、特にダイオキシンの排泄を促進することが知られています。

なお、「ホウレン草に含まれるシュウ酸が結石をつくる」とよく言われますが、国立栄養研究所の研究発表によると、「ネズミの食物中に、毎日3%のシュウ酸を1ヶ月与え続けてやっと結石ができた」と報告されています。人間にあてはめると、1日10束(約3kg)のホウレン草を生のまま1ヶ月食べ続けるのに相当します。1日100~200gのホウレン草を毎日食べ続けても何の支障もない、と言ってよいでしょう。

■ホウレン草を使った民間療法

・便秘
リンゴ、ホウレン草の生ジュースを朝・夕飲用する

リンゴ1個(約250g) → 200cc
ホウレン草200g   → 140cc   340(コップ2杯弱)

・のぼせ(頭痛、高血圧、めまい)
ホウレン草をゆがいて、ゴマ油で炒めて毎日食べる

【出典】医者いらずの食べ物事典 石原結實著

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