医食同源|ピーマンは夏バテ予防に格好の緑の唐辛子

ピーマンはビタミンA、C、Eが豊富な野菜で、ビタミンCはレモンの2倍、トマトの約5倍はあると言われています。これらのビタミンは加熱調理しても栄養価が消失しにくいのが特徴で、加熱により匂いや苦味がやわらぎ、カロチンの吸収率もアップします。どんな料理でも栄養バランスよく食べられる野菜です。赤ピーマンは緑ピーマンが完熟したもので、ビタミンなどの栄養価も2〜3倍にアップし、特にβ-カロテンは赤ピーマンに多く含まれます。青臭さがなく甘みが特徴です。

ピーマンは、鮮度が落ちると苦みが出たり、中の種の部分から腐敗がはじまったりします。ヘタの緑が鮮やかで切り口がみずみずしく黒く変色していないものが新鮮な証し、果皮の表面がツヤツヤしてハリがあり、肉厚なものを選びましょう。

ピーマンの薬用効果について、”医者いらずの食べ物事典 石原結實著”よりご紹介します。

■ピーパンは夏バテ予防に格好の緑の唐辛子

ピーマンは、南アメリカのアマゾン川流域原産のナス科の一年生草本です。「ピーマン」はフランス語の「piment」からきています。英語では「緑の唐辛子(Green Pepper)」とか「甘唐辛子(Sweet Pepper)」などと呼ばれるように、唐辛子の一種であることがわかります。

15世紀にコロンブスがヨーロッパに伝え、日本には明治初期にアメリカから入ってきました。しかし、当時の人々は、唐辛子は辛いものだという先入観があり、「テヤンデェこんなもん、唐辛子と言えるかい」という具合に、拍子抜けしたピーマンの味になじめず、殆んど普及しませんでした。

唐辛子の仲間には、タカノツメ、ヤツブサ、ナガミトウガラシなどの辛味型と、シシトウガラシ、ピーマンのような辛味の少ない甘味型があります。旬は夏で、βーカロチン、ビタミンC、B1、B2も多く含まれ、夏バテ予防には格好の野菜です。通常ビタミンCは熱に弱いのですが、ピーマンのビタミンCは熱に強いという特徴があります。また、毛細血管を強化し、出血を防ぐビタミンPも含まれているので、脳出血をはじめ種々の出血性疾患、潰瘍・傷の予防・治療に有効です。

ピーマンの濃い緑を出している葉緑素(クロロフィル)は、血液中のコレステロール低下作用や抗ガン効果があることも知られています。また、比較的多く含まれている食物繊維は、便通をよくし、腸内の老廃物の解毒、排泄を促してくれます。特筆すべきは、ミネラルであるケイ素が多く含まれているので、爪や毛の発育に効果があるという点です。

今日では、一年中出回っているので、サラダにして食べたり、油を使って炒めたり、ピーマンの肉詰めにして食べたりと、大いに利用するとよいでしょう。

■ピーマンを使った民間療法

・脱毛、爪の発育不良
人参、リンゴ、ピーマンの生ジュースを毎日飲む

人参2本(約400g) → 240cc
リンゴ1個(約250g) → 200cc
ピーマン100g     →  60cc     500cc(コップ3杯弱)

【出典】医者いらずの食べ物事典 石原結實著

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