医食同源|パセリは洋食の単なる飾りではない薬草の優れもの

■パセリは残さず食べよう

料理の皿に添えられた濃いグリーンのパセリ。彩を引き立てて食欲をそそる盛り付けの立役者のパセリも、パーティが終わった後には沢山残ってしまいます。パセリは飾りだから残すもの、と思い込んでいる方も多いようです。

現代は肉食が多くなり、成人病も誘発されて治り難くなっていますが、肉食が腸内で起こす腐敗を防止するためにパセリは大切な働きをします。慢性病のため腸が汚れている病弱な方にも、パセリは大切な食品です。緑が濃く、浄血、造血作用を持つ葉緑素をたっぷり含んでいるパセリは、また、ミネラルやビタミンの割合がとても高く、野草と同じエネルギーを持っています。

特にβカロテンは100gあたり7,400㎍、ビタミンCは120㎎も含有しており、野菜の中でもかなり豊富なため、パセリの動脈硬化を予防する効果や、美肌効果はとても高いと言えます。さらに、パセリの中のピネンやアピオールという精油分や葉緑素には、口臭を抑える効能があります。

パセリの薬用効果について、”医者いらずの食べ物事典 石原結實著”よりご紹介します。

■パセリは薬草の優れもの

パセリはヨーロッパの中南部からアフリカ北岸原産のセリ科の越年生草本です。ヨーロッパでは紀元前4世紀から栽培され、古代ギリシア、ローマ時代には食中毒や二日酔いの予防に珍重され、宴会の象徴とされていました。また、競技会の優勝者に、パセリの冠を与えたと言われています。

特有の香りは、ピネン、アピオールという精油で、虫を付きにくくし、また殺菌効果もあるので、食中毒の予防に役立ちます。洋食にパセリが添えられているのも、腸内で肉や脂の腐敗、消化不良を防ぐ意味があるのでしょう。

パセリは、料理の付け合わせでは勿体ないほどのビタミン、ミネラルを含んでいます。人参と同量のβーカロチン、B群、C、Eなどビタミン類と、鉄、カルシウム、リン、イオウ、カリウムなどのミネラルを存分に含有しているのです。

こうしたビタミン、ミネラル類や精油成分の総合効果として、パセリには、

① 食欲増進、健胃、整腸
② 利尿を促す
③ 眼、視神経の病気に奏功
④ 眼、腎臓、膀胱、尿管の感染症に奏功
⑤ 血管を若く、しなやかに保つ

⑥ イライラやノイローゼの防止、改善
⑦ 貧血を防止し、酸素運搬能力を増して、脳の働きを強化
⑧ クロロフィルや塩素が体内の老廃物を解毒
⑨ 副腎や甲状腺、卵巣などのホルモン臓器の機能を正常化
⑩ 肝機能の強化

などの作用があることが経験的、科学的に知られています。ヨーロッパで、野菜としてより薬草として用いられていた所以です。細かく刻んでスープやパスタなどに振りかけて食べるのも良いでしょう。

■パセリを使った民間療法

・前述①~⑩の症状、病気
人参、リンゴ、パセリの生ジュースを毎日飲む

人参2本(約400g) → 240cc
リンゴ1個(約250g) → 200cc
パセリ50g     →  35cc 475cc(コップ2.5杯)

・タバコの口臭止め
パセリをよく噛んで食べる

・虫刺され
生の葉を揉んで、患部に直接すりこむ

【出典】医者いらずの食べ物事典 石原結實著

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