医食同源|ネギは冬場のビタミン補給に最適の野菜

■風邪の時はネギ味噌

風邪のとき「ネギ味噌」にして細かく刻んで味噌を混ぜ、熱湯を注いで飲むとよく発汗し、熱もすっかりとれてしまいます。ネギの強い臭気は硫化アリルなどによるもので、神経を刺激し、消化を助け、発汗作用を盛んにします。

また、ビタミンB1の働きを高める作用もあります。ビタミンB1が不足すると疲れやすく、根気がなくなり、イライラしたり、冷え性などの障害が起こりやすくなります。また、公害や食品添加物など多く入ると、ビタミンB1がどうしても不足になりますから、少しづつ、つとめて食べるようにしたいものです。ネギはスタミナ強化、胃腸病、冷え性、喉の痛み、リウマチの痛み等に効果があります。

■ネギ研究の新発見!免疫力UPの「ヌル」

最新研究によって、体の「免疫力」を直接上げてくれるかもしれない新たな健康物質が見つかりました。その正体はネギの青い部分に含まれる粘液、通称・ヌルです。このヌルを摂取すると、免疫系が活性化し、ガン予防まで期待できる可能性があると言います。

ヌルは青ネギはもちろんのこと、一見入っていないようにみえる白ネギの青い部分にも含まれています。実は乾燥しているだけだったんです。つまり、青い部分を丸ごと食べれば免疫力アップ!その効果は、加熱しても冷凍しても失われませんので、様々な調理法で楽しんで下さい!

【出典】インフル・肺炎・がんに効く 世界で発見!驚異のネギパワーSP

以下、”医者いらずの食べ物事典 石原結實著”よりネギの薬効についてご紹介します。

■ネギの薬用効果

ネギはアジア産のユリ科の多年生草本です。日本には古くから伝えられ、日本書紀や万葉集にもその記載があります。「葱は気の義なり。根を賞するに根葱という」と古書にあるがごとく、気を高める作用が昔から知られていたのでしょう。

ネギを含め、玉ねぎ、ニラ、ニンニクなどアリウム属の野菜は、アリイン(アリル硫化物)が含まれ、強壮、興奮、去痰、発汗、利尿、駆虫などの作用があり、熱の出る病気に対して用いると、体内の老廃物を排除し、解毒、消炎作用を発揮します。

アリインを含む植物を調理して細胞を砕くと、アリインは一緒に含まれているアリナーゼ(酵素)により分解されてアリシンに変化し、強烈な刺激臭を放ちます。ビタミンB1はアノイリナーゼという体内の酵素によって破壊されますが、アリシンと結合してアリチアミンに変化すると破壊されないので、アリウム族の野菜はビタミンB1の働きを高め、滋養強壮、鎮静効果を促進してくれるのです。

ネギの青い部分には、βーカロチン、ビタミンB2・C、ニコチン酸などのビタミンやカルシウム、リン、マンガン(造血作用)などのミネラルが存分に含まれているので、冬場のビタミン補給にはなくてはならない野菜です。

ニンニク、ニラと共にネギは「葷(くん)」と呼ばれ、酒と共に禅寺の山門に入ることを禁じられていましたが、実は、強壮・強精作用があるからと思われます。

■ネギを使った民間療法

・風邪
ネギを細かく刻み、味噌を半々に混ぜて、どんぶりに入れて熱湯を注ぎ、飲んですぐ寝る

・不眠症
シソの葉とネギを入れた温かいスープを寝る前に飲む。手足が温まり、気持ちが和らいで、よく眠れる

・食欲不振
細かく刻んだネギに味噌とすりおろした生姜を適量加えて、熱湯を注いで飲む

【出典】医者いらずの食べ物事典 石原結實著

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