医食同源|ニンニクは強壮・強精作用が豊富な万能薬

■注目される黒ニンニクの制ガン効果

黒ニンニクが注目されています。私も友達から貰って食べてみたのですが、ほんのりとした甘酸っぱさがあって、食べても臭いが気になることはなく、お腹にも優しい感じがしました。

この黒ニンニクは中古の電気炊飯器があれば、誰にでも手軽に出来るようです。炊飯器にニンニクを入れ、保温ボタンを押せば高温熟成が始まり12~20日ほどで完成。但し、炊飯器にニンニク臭がつくと、他の料理には使えなくなるので、専用にならざるを得ないようです。詳しくは、黒ニンニクの作り方 へ

弘前大学 佐々木教授の動物実験によると、ニンニクを発酵させてできる熟成黒にんにくにはガン予防だけでなくガンそのもの自体を駆除する働きがあることが分かりました。

実験によるとマウスに癌細胞を移植後、発酵ニンニクから抽出した成分を注射器で投与。3週間後にガンの大きさを比較したところ、5匹中2匹のマウスのガンが完治。他3匹のガン細胞も実験前と比較して4割程度に小さくなったということです。生ニンニクを使用した実験では約6割の大きさには縮小されましたが、完治はしなかったようです。ニンニクの成分それ自体がガンを駆除するというよりも体内のNKキラー細胞を活性化し結果的にガン細胞を駆除していると推測されるとのことです。

ニンニクの薬効について、”医者いらずの食べ物事典 石原結實著”よりご紹介します。

■ニンニクは「農民のための万能薬」

ニンニクは、日本へは、10世紀頃中国より伝わり、古事記や日本書紀には「悪疫退散のために用いられた」と記されています。和名「忍辱」は「侮辱を耐え忍ぶ」という意味ですが、「僧侶が激臭を耐え忍んで食べるほど薬効がある」ことからきています。

古代ギリシアやローマ時代から「農民のための万能薬」と呼ばれ、ローマの兵士は出陣前に食べて精気をつけたと言われています。エジプトのピラミッドや中国の万里の長城を造るために使われた奴隷の活力源も、このニンニクでした。19世紀の初めにロンドンで伝染病が蔓延した時も、ニンニクを欠かさなかったフランス人の牧師だけが、病気にかからなかったというエピソードがあります。

ニンニクのこうした効用の主役は、あの強烈な臭いの元となるアリシン(硫化アリル)で、ニンニクに含まれるビタミンB1と結合してアリチアミンに変わり、疲労回復や滋養強壮に効果を発揮します。アリシンは食中毒や感染症に対して殺菌効果も発揮します。また、無臭成分のスルコジニンも、新陳代謝の促進や滋養強壮に効果があります。

ニンニクの効果は、

① 殺菌作用
② 駆虫作用(特に回虫に対して)
③ 整腸作用(少量で蠕動促進、多量で下痢止め)
④ 抗糖尿病(グルコキニンの作用)
⑤ 発汗・利尿作用

⑥ 血液循環・促進作用
⑦ ニコチン・重金属・公害汚染物質の解毒化
⑧ 降圧作用、コレステロールの低下作用(ブルガリアのソフィア大学より報告)
⑨ 強肝作用
⑩ 老眼の予防

などが明らかにされています。但し、多食すると、胃腸の粘膜を荒らしたり、眼を傷めるという報告もあるので、眼病、潰瘍、胃腸虚弱の人は少な目に食べて下さい。

■ニンニクを使った民間療法

・風邪
ニンニク、生姜各々15gを薄く切って鍋に入れ、どんぶり1杯の水で半量まで煎じた液にハチミツを入れて、寝る前に温服する

・下痢
ニンニクを刻んで、お粥に炊き込んで食べる

・水虫
すりおろした汁を患部につける(刺激が強いので、肌が弱い人は注意して下さい)

【出典】医者いらずの食べ物事典 石原結實著

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