あっと驚く野菜の薬効|ニラは体を温め、疲労回復によい陽起草

ニラは中国原産のユリ科の多年草で、独特の香りをもつ葉と花茎が利用されます。独特の香気は硫化アリルによるものです。

ニラは「陽起草」と言われるほど成長力と生命力の強い野菜であり、一度植えると殆んど手をかけなくてもよいので、懶人草(らいじんそう、なまけ草)とも呼ばれています。「葷酒(くんしゅ)山門に入るを許さず」の葷とは臭いの強い野菜のことで、ニラ、ニンニク、ネギ、ヒル、ラッキョウは5葷と言われています。

ニラの生育適温は約20℃ですが、暑さにも強く、春から夏にかけて生育し続けます。生育中は盛んに株が分げつするので、一年の間に幾度も収穫が可能です。一度植えておくと、四~五年は収穫出来るので、ぜひ畑や菜園の隅に植えておきたいものです。

ニラを買ってきたら、出来るだけその日のうちに使い切ります。使えない場合は新聞紙で全体を包み冷蔵庫で保存しますが、二~三日が限界です。

ニラの薬効について”医者いらずの食べ物事典 石原結實著”よりご紹介します。

■ニラの薬用効果

『本草綱目』には「根、葉を煮て食えば、中(胃腸)を温め、気を下し、虚を補い、腸を益し、臓腑を調和して食をよくし、腹中の冷痛するのを止める」とあるし、宮崎安貞(1,623~97年)の『農業全書』に「陽起草として人を補い、温まる性のよきものなり」とあることなどから、ニラは体を温め、胃腸の働きをよくし、強壮・強精作用があることがわかります。

ニンニクと同様に、消化促進、殺菌、消炎作用もありますが、その作用の主役は、やはり硫化アリルでしょう。また、ニラに特有の働きとして、「活血化瘀(かっけつかお)=駆瘀血(くおけつ)」作用があります。つまり、汚れたドロドロの血液を浄化して血液の循環をよくし、血液をサラサラにする働きです。

つまり、瘀血(血の汚れ)から生じる肩凝り、めまい、耳鳴り、生理不順、生理痛、吐血、喀血、下血、鼻血などを改善する作用があるのです。ジューサーで絞った生汁を1日おちょこ1~2杯飲むとよいでしょう。

なお、ニラの卵とじやニラレバ炒めなどは、陽性食品のニラ、卵、レバーが組み合わさっており、疲労回復、虚弱体質の改善、貧血、低血圧などの陰性病に格好の食べ物です。


【出典】http://eagles-fanzine.com/ より

■ニラを使った民間療法

・下痢
葉を味噌汁に入れて食べる

・風邪
茶碗に刻んだニラと醤油を適量入れ、熱湯を入れてフーフー言いながら飲んですぐ寝る

・狭心症、腹痛
生葉数枚をすり鉢などですって酢で練り、ガーゼに置いて、患部に湿布する。痛みが不思議なくらいになくなる

・切り傷、あかぎれ、虫刺され
葉の生汁をつけると、殺菌、止血作用がある

・腰痛、インポテンツ、婦人病
ニラの種子(韮子)を空腹時に20~30粒飲む。下半身の血行をよくして効く

【出典】医者いらずの食べ物事典 石原結實著

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