医食同源|シソには鎮静・解毒作用がある日本のハーブの代表格

■シソは日本のハーブの代表格

料理の薬味や薬用として、広く利用されているシソは日本のハーブの代表格です。大葉と呼ばれる青ジソと、梅干などの漬物の着色に使われる赤ジソの他、細かいしわの入ったチリメンジソがあります。シソの草丈は60センチ位で、茎は四角で葉は広卵形で縁にギザギザがあり茎に対生します。八百屋では大葉(オオバ)と呼ばれるのは青ジソです。

梅雨の時期になると、梅干しを漬けるたの赤紫蘇(赤シソ)が八百屋さんやスーパーによく出まわります。梅干しは私たち日本人の健康に欠かせません。食べ物が肉食に偏ったり、お酒を摂り過ぎたり、砂糖たっぷりの甘味を摂り過ぎたりすると、血液が酸性サイドに傾こうとしますが、それを防いでくれるのが、日本古来の製法で作られた梅干しです。

シソに特徴的な成分は、あの独特の香りの成分であるペリルアルデヒドで、防腐作用(制菌作用)があり、魚やカニの中毒に対して解毒剤として用いられます。お刺身のつまとして青ジソがよく添えられるのも頷けます。シソは漢方薬の「半夏厚朴湯」の主成分であり、「神秘湯」「参蘇飲、じんそいん」「香蘇散」等にも含まれています。

また、赤シソで作る手作りの「シソジュース」が、見た目にも美しく、夏バテ時にも美味しく飲めます。

【出典】http://www.haruhino.tv/archives/1104 より

日本ハーブの代表格であるシソの薬効について、”医者いらずの食べ物事典 石原結實著”よりご紹介します。

■シソの薬効

シソは普通「刺身のつま」として用いられていますが、βーカロチン、ビタミンB1、B2、C、鉄、カルシウム、リンなどのミネラル、クロロフィルなどを多く含む立派な緑黄色野菜で、特にβーカロチンとカルシウムの含有量は、野菜の中ではトップクラスです。

シソに特徴的な成分は、あの独特の香りの成分であるペリルアルデヒドです。防腐作用(制菌作用)があり、魚やカニの中毒に対して解毒剤として用いられます。刺身に添えられているのは、このためでしょう。また、発汗、利尿、鎮咳、去痰作用もあるので、風邪に用いても大変効果的です。神経を落ち着かせる作用もあるので、ノイローゼやうつ病、自律神経失調症に使われる漢方薬「半夏厚朴湯」の主成分になっています。その他、シソの葉(蘇葉)を含有した漢方薬として、「神秘湯」(気管支喘息の薬)、「参蘇飲、じんそいん」(風邪、発熱、頭痛、咳の薬)、「香蘇散」(風邪、胃弱、うつの薬)などがありますが、シソ(ぺリルアルデヒド)の効能を考えれば、よく理解できます。

シソには他にリノール酸やαーリノレン酸などの不飽和脂肪酸が含まれており、脳卒中や動脈硬化の予防、免疫力増強に効果があることが分かってきました。また、赤ジソの紫色の色素(シソニン)には、強力な抗酸化作用があり、万病の予防に役立ちます。

■シソを使った民間療法

・風邪
10gのシソの葉をコップ1杯の水で半量になるまで煎じて、1日3回に分けて温服する

・魚、魚介の中毒
シソの葉30g、細かく刻んだ生姜15gをコップ3杯の水で半量になるまで煎じて飲む

・吐血
シソの葉5gと黒豆1合を約600ccの水で煎じて半量にして飲む

・切り傷、水虫、発疹
水に浸した葉を手でよくもんで、傷口や患部に貼る

・冷え性、神経痛、生理不順、腰痛
シソの葉数枚を湯船に入れて入浴すると、保温効果が高まり、症状が改善する

【出典】医者いらずの食べ物事典 石原結實著

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