少食健康法の効用|少食はガン予防、ガン再発を予防する

テレビのバラエティ番組を見ていると、大食いタレントがもてはやされており、大食いで売り出そうと必至になっているタレントさんも増えてきたようです。TV番組は視聴率が命のようで、視聴者の興味をさらってしまうような話題を血眼になって探しているのでしょう。

私も面白半分に見ます。しかし、よく考えてみると大食いタレントさんたちは物凄く体を酷使することになります。色々な食べ物を万遍なく食べた時、消化吸収に要するエネルギーはフルマラソン並みと言われています。消化吸収は体にとって重労働なのです。

また、制限時間の30分とか40分以内に無茶食いして、折角の料理をよく味わうこともなく、料理を粗末にしているように思えてなりません。お店も特色を打ち出したいのは分かるのですが、料理がかわいそう……

他人様のことをどうのこうの批判はしたくはありませんが、恐らく、健康で長生きはかなり難しいのではないか、と思います。

今や日本人の死因断トツ1位に居続けているガンは「食べ過ぎ病」と断言してよく、少食にすれば、その予防や再発の予防が可能であることを、数々の実験によって示唆されています。石原結實先生のご著書、「食べない健康法」よりご紹介します。

■石原結實先生の毎日

石原結實先生はご自身も一日一食健康法を実践され、東京にはイシハラクリニック、伊豆にヒポクラティック・サナトリウムを開設し運営されていらっしゃいます。

「週に4~5回は、伊豆の自宅からマイカー・在来線・新幹線・タクシーを乗り継いで、片道2時間半かけて東京のクリニックへ通勤し、夕方には同じコースで自宅に戻り、帰宅後すぐ4~5kmのジョギングをする。週2日伊豆に滞在する時は、仕事が終わった後、保養所のトレーニングルームで、ウェイトトレーニングをやる」

という毎日で、現在は70歳に近い年齢だと思われますが、ベンチプレス90kg、スクワット130kgを拳上出来、162cmの単躯ではあるが64kgでゼイ肉なし、筋肉もりもりの体型を保っていらっしゃる、とのこと。

石原結實先生のオフィシャルサイト
伊豆のピポクラティック・サナトリウム

■ガンは食べ過ぎ病

1,960年代に既にドイツのガン学者・イセルス博士は、動物実験の結果、「食べたいだけの量の食物を与えられて育ったネズミは、2日おきに断食させられたネズミよりも自然発生するガンが5.3倍も高い」と発表している。

米国のカリフォルニア大学・バークレー校のマーク・ヘラースタイン博士は、

「断食すると、体内の細胞に、抗ガン効果をもたらす」
「1日おきにネズミを断食させたところ、体細胞の分裂する速度が確実に減る」
「細胞分裂自体が遅くなれば、ガン発生の危険性を減らすことが出来る」

ことを実験で証明し、さらに

「成長ホルモンやインスリンのような”細胞の成長を促すような”ホルモンは、細胞の分裂を促し、ガン細胞の増殖のプロセスに深くかかわる」

と述べている。

日本でも1,998年、大阪府立大学農学部の中野長久教授らが、マウスの実験で「小食」が、ガンを抑制することを証明している。

同教授らは、150匹のマウスを50匹ずつ、

(1) 食事制限なし
(2) 食事を80%程度に制限する
(3) 食事を60%程度に制限する

の3つのグループに分けて飼育した。

5週目にすべてのマウスの腹部にガン細胞を注入して、毎週ガンの進行状態を調べた。その結果、

(1)(2)のグループは、ガン細胞注入後注入後2~3週間で、腹部に、平均11gの腫瘍が出来、4週目には殆どのマウスが死亡した。

(3)の「腹六分」のマウスは、ガン細胞注入後2~3週間で、腫瘍の大きさは平均7gと、(1)(2)のグループの腫瘍の2/3程度と小さく、しかも、殆どのマウスが7週目まで生存した。

また、「胎六分」のマウスは(1)の「飽食」マウスに比べて、免疫力に重要な役割を果たすインターフェロンの量が2倍もあり、免疫細胞のT細胞の量も約2倍あったという。

つまり、今や日本人の死因断トツ1位に居続けているガンは「食べ過ぎ病」と断言してよく、少食にすれば、その予防や再発の予防が可能であることを、これらの実験は示唆している。

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