玄米食の利点と欠点⑦|種に酵素阻害剤があるのは何故か

玄米は稲の種ですが、植物の種には多かれ少なかれ酵素阻害作用があります。何故種にはそんな作用があるのでしょうか。それは、種の寿命を可能な限り無限に保つためです。

具体的には、種子が簡単に酸化しないような働き=酵素阻害作用を持つ必要があったからです。植物なりの種の保存本能としてそういう機能が備わったのでしょう。

多くの植物の種は、暗い中で乾燥していれば、略半永久的に腐りません。酵素阻害剤が種の内側にある胚乳の外側を取り囲み、酸化しないようにしているからです。

私たちが食べる缶詰も同じような構造になっています。酸素を含む空気や水が一切入ってきませんから、缶詰の中の食品は長期間変質しません。では、その種の寿命はというと、半永久的と述べましたが、条件が整っていれば、永久的に酸化せず生き続けていける物質なのです。

神は、人類だけでなくすべての動物が生き続けていくための食料として、不老不死の種を世に送り込んでくれたのです。

この不老不死の種は、必要な時に上手に酵素詐害作用を解除して、動物たちの食料となります。実際には発芽すると初めて酵素阻害作用が消失して食べられるようになる訳です。

【出典】食物療法大全「食」による病気治しの考証 鶴見隆史著

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