ソバは細胞に活力をつける病人食の決定版

■ソバの薬効

可憐で楚々とした白いソバの花は、美しく咲いて目をなごませます。しかし、その逞しさは大変なもので、高冷な、いしころの混じった荒地でも強く育ち、そんなところほど美味しいソバが出来るのです。この強さ、逞しさが、そのまま食べる人間のバイタリティーになります。

私も岩手県の高冷地に育ち、幼い頃からソバに親しんできました。結核で死にかけたとき、この高冷地で育ったソバ粉を空炒りして危機から救われたことがあります。弱り果てて食欲がないときでも、ソバは細胞に活力をつけて元気付けてくれるのです。

ソバ粉には良質の粗タンパクが含まれ、健康食でもあります。ビタミンB1、B2、E、Dが豊富で栄養価に富み、アルカリ度も高いのです。消化がとてもよいのですが、出来るだけ色の濃い外皮や甘皮部分の混じったものを選びましょう。

このソバの黒い外皮は、腸の働きを助け、便通をよくし、利尿作用もあるので老廃物を流し血液を浄化します。そのため、血管も柔らかくし、血圧も正常にしてくれます。また、ソバに多く含まれているルチンは、毛細血管が脆く破れやすくなるのを防ぎます。ソバ粉は寄生虫、条虫の駆除もしてくれます。



また、硫黄の入ったアミノ酸であるシスチンを沢山含むので、肌に艶とはりを与える美肌効果もあります。一番有効成分を失わず、ソバの風味も損なわない食べ方はソバがきですから、是非召し上がってみて下さい。

日本ソバのソバ切りは、一度茹でこぼして作るので、成分を流してしまいますし、つなぎに何割か小麦粉を加えています。お店で食べるときも、なるべく黒いソバで、タレも人口甘味料入りの甘いつゆでない店を選ぶようにしましょう。冷えやすい体質の人は、寒い季節には暖かいとろろソバか天ぷらソバにして下さい。

■ソバがきの作り方

ソバ粉一カップを鍋に入れ、数本の箸でよくかき混ぜながら熱湯を注ぎ入れ、適当な硬さにします。これを火にかけ、弱火にして竹べらでゆっくりと練り混ぜます。練り方が足りないとまずいので、とろ火にしてよく練るのが美味しく仕上げるコツです。

つゆは、鰹節、昆布などで出汁をとり、塩、醤油で味付けをし、吸口より少し濃い目にします。ソバがきをお椀に盛り、上からこのタレをかけ、海苔、ネギなどの薬味をかけて頂く味は格別です。頭を使う人や受験期のお子さんには最適です。

【出典】「薬草の自然療法」難病も自然療法と食養生で治そう 東城 百合子著

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