砂糖病|砂糖は現代の魔薬(3) 一倉定氏の体験的栄養論「正食と人体」より

白砂糖のとり過ぎによる弊害は、残念ながら余り公にはされてません。肥満児の増加、犯罪の低年齢化、青少年の非行の増加、これらに砂糖のとり過ぎが大きく一役買っていると考えられます。

白砂糖は二糖類で吸収されやすく、血糖値がたかくなると膵臓からインシュリンが分泌されます。白砂糖を大量に取ると多くのインシュリンが分泌され、その反動で血液中の糖分が消費されてしまうと、また砂糖が欲しくなります。

アルコールが入ると体は温かくなりますが一転して寒くなるのと同じで、冷え性にもなってきます。こういうことの繰り返しで膵臓が弱ってきます。


これもあまり公にはなってませんが、自販機で販売されているジュース等の清涼飲料水、この中にも砂糖が大量に入ってものが多くあります。常飲すると砂糖のとり過ぎで、取り過ぎた砂糖が中性脂肪に変えられ肥満になります。

肥満児が増えましたが、こういった清涼飲料水のとり過ぎも大いに関係しているでしょう。白砂糖のとり過ぎは心身ともに害となります。悪影響は予想以上です。

■低血糖症と交通事故・暴行・犯罪

1971年、アメリカの内科専門学者、H・J・ロバーツ博士は、「ハイウェイの殺人者として暴露された砂糖」という研究発表をした。この中で博士は、「信号の見落とし、交差点の暴走、車線の誤走、坂の上での追い越し、カーブでのスピードの出し過ぎ、ハンドル操作の誤り」などの「隠れた原因」を探求すべきだと主張している。

その重要な源泉は、アメリカ人ドライバーの多数の、機能的インシュリン分泌過剰症による、病的居眠り状態や低血糖症(いずれも原因は白砂糖のとり過ぎ)である。

〇症状が軽いうちに治せ

以上は、比較的軽い症状について述べた。何故かというと、このままにしておくと、病状は次第に重くなり、いじめ、集団暴行、家庭内暴行にエスカレートしてゆき、殺人さえも犯すようになってゆく。

ここで述べたような症状のうちに、早期治療する必要がある。その方法は、食事を改めれば良い。

医者や薬ではダメだ。その食事も、ここの例のように、ごく当たり前の食事で、短期間のうちに治すことができる。

このような子供にしてしまったのは、全て親の責任であるから、親の責任で治すべきである。食箋は「準正食」に近いものでよい。このときに、「自然塩」を様々な形で十分とることを忘れないで頂きたい。

■砂糖過多で塩(自然海塩)不足では…

現在の日本人の大多数の人々の食べ物の傾向は、食品であって食品ではない白砂糖の摂取過多であり、一方では生命の源である自然海の塩甚だしい摂取不足である。

強い毒性を持ち、これ以上ないほど深く広く人体に害を及ぼす白砂糖は大量に消費され、生命の源として、人体に最も重要な食品である自然海塩は、塩といわれる塩ではない精製塩と区別さえ定かでないままに、一緒くたに扱われて、あたかも害食であるかのごとく取り扱われて、敬遠されている。

白砂糖過多と自然海塩過少の組み合わせは、最悪の組み合わせである。血液の正常な組成を狂わせ、新陳代謝機能をメチャメチャにして、人々を病苦に苦しませ、社会生活を大きく狂わせてしまっているのだ。

以上、一倉定「正食と人体」より

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