納豆は最強の健康食品②|血圧低下作用は最強、骨粗鬆症の予防、抗ガン作用等

日本の伝統食納豆は最強の健康食品です。

納豆による血圧低下作用は最強であり、含まれるビタミンK2は骨の強化・骨粗鬆症を予防します。納豆菌は胃潰瘍や胃ガンの原因となるピロリ菌の殺菌効果もあります。アメリカでは前立腺ガンや乳ガンの予防に納豆が注目され、抗炎症、アレルギー抑制作用、美肌作用も指摘されているのです。

【目次】
f. 血圧低下作用は最強
g. 骨の強化・骨粗鬆症の予防
h. 抗菌・溶解作用
i. 抗ガン作用

以下、食物療法大全「食」による病気治しの考証 鶴見隆史著 より引用ご紹介します。

f. 血圧低下作用は最強

納豆を食べ続けている人からよく聞くのは「血圧が下がった」「正常化した」ということです。臨床的にも降圧薬が不要になったという報告は多い。大豆には、アンギオテンシンという変化酵素阻害作用があるので、血圧が下がるのでしょう。

g. 骨の強化・骨粗鬆症の予防

納豆菌はビタミンK2(メナキノン-7)を作りますが、ビタミンK2は骨粗鬆症を予防することで話題になっている物質です。骨にカルシウムが結合する際にオステオカルシウムというタンパク質が糊の役目を果たします。このオステオカルシウムを作るのにビタミンK2は必須なのです。

疫学調査では、納豆を食べない人は食べる人より、60歳以上の骨粗鬆症患者はそうでない人より、血中のビタミンK2濃度が低いことが分かっています。納豆に含まれているイソフラボンは女性ホルモン用物質であり、閉経後の女性の骨粗鬆症予防に役立ちます。女性ホルモンは骨から過剰にカルシウムが溶け出すのを防ぎます。

また大豆タンパクは、牛乳タンパク(カゼイン)よりカルシウムの尿中排泄が低いことも指摘されています。牛乳にはリンが多く、小腸でリンがカルシウムと結合すると不溶性となりカルシウムが尿に多く排泄されます。

納豆菌が大豆のタンパク質を分解して作り出す納豆の旨み成分のポリグルタミン酸が、カルシウムの吸収を助けていることも分かっています。納豆のカルシウムはイオン化しています。つまり、納豆は骨粗鬆症の効果的な予防食となっているのです。


h. 抗菌・溶解作用

納豆に含まれているジビコリン酸は、抗菌作用の他には抗放射線活性があります。ジビコリン酸は熱にも強く、昔は海軍が抗生物質の代わりに納豆を研究していたくらいです。納豆菌は胃潰瘍や胃ガンの原因となるピロリ菌の殺菌効果もあります。

解毒に働く物質としては、リゾチームという溶菌酵素があることが最近分かってきました。リゾチームは、細菌の細胞壁を分解する働きがあり、人の涙や唾液、鼻汁など色々なところにある物質です。風邪をひくと鼻汁が出るのは殺菌のためにリゾチームが出て菌を殺すからです。これまで納豆にリゾチームが見つからなかったのは、熱に弱くpH6で安定し、酸にもアルカリにも弱かったからです。

i. 抗ガン作用

大豆イソフラボンは、穏やかな女性ホルモン用作用はとともに抗酸化作用があります。これも大豆で摂るより、大豆を発酵させた納豆で摂る方が遥かに良い。アメリカ人は日本人の15倍も前立腺ガンが多いし、乳ガンも多い。その予防として、納豆が注目されています。

また、納豆独自の抗ガン作用としては、1,967年に金沢大学薬学部の亀田幸雄教授がマウス実験で確かめています。有効成分の本体はまだ不明ですが、納豆の抗ガン作用は大豆の持つ抗ガン作用と納豆菌の抗ガン作用があいまって、原料の大豆より遥かに強力です。

納豆菌はカタラーゼを作り出します。これが活性酸素を除去するので、この効果が抗ガンにつながるのではないかと考えられています。

これらのほか、納豆には抗炎症、アレルギー抑制作用、炎症強化作用、美肌作用があることも指摘されており、また、ビタミン、ミネラル、酵素、アミノ酸も豊富です。セレンなどは納豆からとるのが一番よいでしょう。

【出典】食物療法大全「食」による病気治しの考証 鶴見隆史著

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