納豆は最強の健康食品①|血栓を溶解、血液サラサラなど

日本の伝統食納豆は最強の健康食品です。

納豆のナットキナーゼとビタミンK2による血栓溶解力は最強であり、ジピコリン酸やイソフラボンも相まって、血液をサラサラにし、動脈硬化や高脂血症が改善されます。

【目次】
a. ロングフライト症候群の防止
b. 網膜中心静脈閉塞症の改善
c. ナットキナーゼの血栓溶解力は薬以上
d. 血栓を溶解する納豆のビタミンK2
e. 血液サラサラ効果

以下、食物療法大全「食」による病気治しの考証 鶴見隆史著 より引用しご紹介いたします。

納豆を食べて色々な症状が改善したり、病気が治ったりしたという報告は数限りなくあります。それだけ納豆に含まれている有効成分が多いのだろうと思います。

a. ロングフライト症候群の防止

飛行機などで長時間座っていると、特に足の血行が悪くなり、足の静脈に出来た血栓が肺に飛んで、肺塞栓とか肺梗塞を起こして倒れるのが「ロングフライト症候群」です。乗客だけでなくパイロットもなりやすい症状です。

そこで、ナットキナーゼの入ったサプリメントを投与し、約300例のデータを調べたところ、足が浮腫む、いわゆる「エデマ」が殆ど抑えられたという報告があります。(ナットキナーゼの研究者として知られる倉敷芸術科学大学・須美洋行教授)

b. 網膜中心静脈閉塞症の改善

眼底出血で急激に視力低下した男性に、毎夕納豆1パック(各100g)を内服薬と止血剤点滴と一緒に食べさせたところ、10日後くらいには視力が回復しました。退院後、1週間に2日納豆を摂り続けさせたら2月ヶ後には正常化したそうです。また、網膜動脈分岐閉塞症でも、納豆食で1週間後には改善が見られたそうです。


c. ナットキナーゼの血栓溶解力は薬以上

血栓症には尿から採った「ウロキナーゼ」が血栓溶解剤として用いられますが、納豆1g(3~4粒)で通常処方の約1,600Iuにも相当し、1パック(100g)では、発作直後の危篤状態に与えられる約20~30万Iuにも相当します。

しかも、ウロキナーゼは持続効果が4~20分と短く、そこで点滴するのですが、ナットキナーゼは食後2時間で効果が現れ、4時間をピークに8時間以上も持続します。これはナットキナーゼが活性を保ったまま胃から腸に到達し、じっくりと吸収されるからです。

血栓溶解作用のある食品は色々ありますが、納豆ほど強い効果を示すものはありません。血液には血を固まりやすくする働き(凝固作用)と血栓を溶かす働き(線溶活性)があります。血を固める働きと溶かす働きはバランスがとれていれば問題ありません。

もし、血管が切れたら、ツイブリノーゲンというタンパク質が血小板や血液凝固に働く複数の酵素によってフィブリンという不溶性の繊維に変わって止血し血管を修復します修復すると、不要になった血栓はプラスミンという人の体内では唯一血栓を直接溶解する酵素となり、分解されます。

ナットキナーゼは、このプラスミンに非常によく似た性質を持ち、血栓(フィブリン)を直接溶解するのです。また、プラスミンは、プラスミノーゲンというタンパク質がプロウキナーゼからつくられるウロキナーゼやt-PAの働きで活性化してプラスミンに変わりますが、ナットキナーゼはこのプロウキナーゼやt-PAの活性を高める働きもあります。

つまり、ナットキナーゼは、直接血栓を溶解する働き、他の線溶系を活性化する、という二重の働きで血栓を強力に防止してくれます。高齢になると、一連の血栓溶解系の酵素の産生が悪くなり血が固まりやすくなります。心筋梗塞や脳梗塞などの梗塞の予防には、普段から納豆を食べ、ナットキナーゼの効果を発揮させるとよいでしょう。

d. 血栓を溶解する納豆のビタミンK2

血液凝固には色々な要因が働きますが、ビタミンK2もそのひとつです。しかし、ビタミンK2を幾らとっても血栓ができやすくなるという心配は全くありません。

血栓の予防には、血栓溶解力が十分あるかないかが問題となります。納豆の機能性を科学的に明らかにした倉敷芸術科学大学・須美洋行教授の実験では、納豆を摂ると2~4時間後をピークに血中ビタミンK2濃度は高まり、その効果は長時間続き、100gも食べたら48時間後でも食べる前の9倍以上の濃度を示したのです。さらに血液凝固ー線溶系に変化はありません。

ただ、ワーファリンという血栓予防薬を飲んでいる人は、ビタミンK2が薬の効果を抑えるので、納豆は食べてはいけません。

しかし、納豆には骨粗鬆症予防効果がありますから、ワーファリンなど初めから飲まず、毎日納豆を食べた方がよいのではないでしょうか。そうすれば心臓病にもなりにくくなります。もし薬を飲むならワーファリンではなく、小児用バファリンにした方が良いでしょう。

ビタミンK2は微生物が作るビタミンです。食品では納豆に圧倒的に多く、他の食品の何百倍も含まれています。腸内でも腸内細菌がビタミンK2を作っていますが、腸内細菌が悪玉菌になるとビタミンK2の量が減ります。逆に、納豆を摂っていると納豆中のビタミンK2や腸内でK2を生産する菌が増えていくのです。

e. 血液サラサラ効果

近年、納豆を食べ続けると動脈硬化や高脂血症が改善されるというデータが幾つも出てきています。

納豆のにおいの成分「ビラジン」や納豆菌が作り出す抗菌物質の「ジピコリン酸」、女性ホルモン用物質と言われるほどの「イソフラボン」などにも、血栓をつくる元となる血小板凝集抑制効果が強くあることがわかってきています。これらの効果によって血液はサラサラになるのです。

【出典】食物療法大全「食」による病気治しの考証 鶴見隆史著

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