大豆発酵食品はホルモン性ガンを予防する|沖縄が長寿だった理由

沖縄県はかつて長寿で有名でした。女性は2,010年まで平均寿命は第1位を続けていました。一方、男性は1,999年まで第1位が続いていました。ところが、2,000年に突然26位に落ちてしまいました。沖縄県民としてはあまりにショックで「二六ショック」と言っています。2位や3位に下がるならまだしも、いきなり26位に落ちるというのは、一体どうしてでしょうか。

沖縄では1,970年代に入ってきた「マクドナルド」などのハンバーガーが原因だという人が多いようです。マックが沖縄に出店したからといって、ハンバーガーを多く食べなければよいのですが、そうもいかないのが人間なのでしょう。それが直接の原因かどうかはわかりませんが、沖縄県の男性の平均寿命が下がってしまったことは確かなようです。

それまで何十年も、沖縄県の平均寿命は男女とも1位でした。私の盟友で、沖縄県に小児科医として26年間も勤務していた竹内徳男先生に「何故沖縄の人が長寿だったか」聞くと次の答えが返ってきました。

「沖縄県人は豚肉を多く摂っているからなどと言う人がいるが、とんでもない。本土の人が言うほど豚肉は多くはないですよ。何より第1に挙げられるのは、超粗食。本当に少食で、殆ど2食ちょっとで、1回の量はみんな少ないですよ。

その内容が素晴らしい。海藻(昆布やもずく他)が多く、かつ大豆の発酵食品が実に多い。第2に主食が雑穀米を炊いたもので、しかも1杯も食べないほど少ない。パンなどまず食べない。

第3に間食や夜食をしない。第4に必ず日光浴をする。第5によく運動(ウォーキング)する。これなら健康になるに決まっていますね」

下の表は1,996年までのホルモン依存症ガンの5ヶ国の比較表ですが、竹谷先生がかつての沖縄県民の食事内容を指摘したように、この時代までは、沖縄に実にガンが少ないことがよくわかります。

一方、スウェーデンやアメリカといった先進国はホルモンガンが多いことが一目瞭然です。沖縄が長寿だった理由をまとめると次の通りです。

・粗食(少食)
・海藻が多い
・大豆摂取量が日本一多い
・日光によく当たる
・運動(よく歩く)

かつて長寿世界一と言われていた沖縄県民が長寿だった時代には(1,999年までの男女。平成22年の国勢調査では、男性は30位、女性は3位)、大豆食品の摂取量は世界一であり、そのためか乳ガン、前立腺ガン、大腸ガン、卵巣ガンといったホルモン依存性ガンは大変少なかったのです。

この表を見てみると、沖縄のみならず、日本や香港など大豆食品を多く摂っている国や地方の人達は、ホルモン依存性ガンが少ないことがよくわかります。

かつて沖縄の人達が食べていた大豆食品の量はイソフラボンにして1日70mgぐらいだそうです。スウェーデンは沖縄の1/100も大豆を食べていません。

特によい大豆食品はやはり納豆です。その理由として次のようなことが挙げられます。

・酵素が生きていること(ナットキナーゼ)
・食物繊維が多いこと(納豆は2.6%、豆腐は0.2%)
・ビタミンK2(メナキノン-7)ほかジピコリン酸、リゾチームといったユニークかつ有効な栄養素に満ちていること
・腸で有益な細菌を増やす力が強いこと
・イソフラボン(ゲニステイン)が豊富なこと

[大豆食品に含まれているイソフラボンの量]
 納豆パック(50g) 65mg 豆腐半丁(50g) 75mg

【出典】食物療法大全「食」による病気治しの考証 鶴見隆史著

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