酵素栄養学による半断食で、ガン細胞を兵糧攻めにする

■酵素半断食とは?

私(鶴見 隆史先生)の勧めるファスティング(半断食)は、完全な断食ではありません。

ここでは実際のメニューまでは紹介できませんが、酵素を含む生のものを少量食べながら、食事の量や内容を変化させていきます。そのサイクルを守って頂くことで、体が衰弱せず、逆に元気になるように組み立てているのです。ですから「酵素半断食」と称することもあります。

断食中に摂るものは、梅干し、フルーツ、野菜、野菜のすりおろしなどで、特に梅干しが大事な役割をします。時々主食に「発酵海藻玄米ご飯」が登場します。気をつけたいのは、玄米は発芽させないままで炊かないこと。発芽していない玄米は、酵素の働きを邪魔するからです。また、圧力鍋を使わず、できれば土鍋で煮炊きして下さい。

■ファスティングすると自然治癒力が高まる

ファスティングの第一の効用として、消化酵素の無駄遣いを防ぎ、潜在酵素を代謝酵素として活用出来ることがあります。体内の解毒、排泄や、古い細胞を作り替える新陳代謝の方に酵素を回せば、自然治癒力が高まることは理解出来るでしょう。

しかし、ファスティングの効用は、それだけにとどまりません。文字通りの毒だし(デトックス)、つまり汚れた細胞内からの発ガン物質の排泄や、ガン細胞そのものの排除にも役立つのです。

■血糖値を一定に保つ仕組みは?

私たちの体は、血液中のブドウ糖(血糖)を第一のエネルギーにしています。ブドウ糖は、食べた炭水化物を消化・吸収して得られますが、ある程度安定した血中濃度を保つため、その多くは、グリコーゲンという物質になって、肝臓や筋肉などに蓄えられます。

食後、血液中のブドウ糖が増えた時に、インスリンというホルモンが余分なブドウ糖を組織に運び込むので、血中濃度(血糖値)が一定のレベルに収まっているのです。逆に、空腹時には、肝臓や筋肉に蓄えてあるグリコーゲンが、肝臓でブドウ糖に戻して使われます。断食をして血糖値が下がった時も、血液中のブドウ糖を補うためにグリコーゲンが使われます。

しかし、グリコーゲンの貯蔵量は1日分にもなりません。グリコーゲンがなくなると、体は筋肉からアミノ酸(タンパク質の材料)を取り出してグリコーゲンをつくります。「糖新生」というメカニズムです。

この糖新生もすぐ終了し、体内の脂肪がエネルギー源として使われます。通常、この作業は断食2~3日目から始まります。脂肪が分解されてできる「ケトン体」という物質をエネルギー源にするのです。これを利用しているのが、糖質制限によるケトン体ダイエットです。


【出典】http://www.hatchobori.jp/ より

■適度な半断食を継続はガン細胞を自壊させる

実は、ガン細胞はケトン体を餌にすることは出来ません。そこで、適度な半断食を継続すると、ガン細胞が栄養を摂れずに飢えて、アポトーシス(自発的な細胞死)に導かれるということも起こっています。これが、ファスティングの一つの意義です。

【出典】患者とのためのがんが消える補完代替医療 林田 学、鶴見 隆史共著

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