牛乳の飲み過ぎこそが骨粗鬆症を招く

牛乳神話に騙されてはいけません。牛乳は非常に良いカルシウム源だから、骨を丈夫にするために又、骨粗鬆症にならないように牛乳を沢山飲みなさいと言われます。でも、これは大きな間違いです。牛乳の飲み過ぎこそ骨粗鬆症を招くのです。

牛乳を飲んでも骨粗鬆の予防にならないどころか、牛乳を飲めば飲むほど骨は弱くなります。又、同様にチーズを食べれば食べれば食べるほど骨は脆くなり、骨折のリスクは高まります。

この事実は、「常識破りの健康革命」松田 麻美子著によると、ハーバード大学医学部が78,000人の女性を対象に十二年間かけて行なった研究によって証明されているばかりか、権威あるほかの研究諸機関が行なった研究でも同様の結果が出ているです。

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【出典】http://www.jpof.or.jp/about/sympson/ より

何故、牛乳を沢山飲むと骨が脆くなるのか、新谷 弘美教授はご著書「病気にならない生き方」の中で次の様に説明されています。年をとるとカルシウムが減るので、骨粗鬆症にならないように牛乳を沢山飲みなさいと言われます。でも、これは大きな間違いです。牛乳の飲み過ぎこそ骨粗鬆症を招くのです。

牛乳のカルシウムは、小魚など他の食品に含まれるものより良いと言われますが、それは少し違います。

人間の血中カルシウム濃度は、通常9~10mg(100cc中)と一定しています。ところが、牛乳を飲むと、血中カルシウム濃度は急激に上昇するそうです。そのため一見すると、カルシウムがより多く吸収されたように思いがちですが、この「血中濃度の上昇」こそが、悲劇をもたらすのです。

実は、急激に血中カルシウム濃度が上がると、体は血中カルシウム濃度をなんとか通常値に戻そうと、恒常性コントロールが働き、血中の余剰カルシウムを腎臓から尿に排泄してしまうのです。つまり、カルシウムをとるために飲んだ牛乳のカルシウムは、却って体内のカルシウムを減らしてしまうという皮肉な結果を招くのです。

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牛乳を毎日沢山飲んでいる世界四大酪農国であるアメリカ、スウェーデン、デンマーク、フィンランドの各国で、股関節骨折とか骨粗鬆症が多いのはこのためでしょう。

これに対し、日本人が昔からカルシウム源としてきた小魚や海藻類に含まれるカルシウムは、血中カルシウム濃度を高めるほど急激に吸収されることはありません。しかも、牛乳を飲む習慣のない時代の日本には、骨粗鬆症はありませんでした。

小エビや小魚、海藻類は腸内で消化された後、体に必要なカルシウムとミネラル分を吸収するので、体の仕組みに則したよい食物と言えるのです。

■カルシウムをとるなら牛乳より野菜や海草、小魚などから

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カルシウムは牛乳よりも野菜や海草、小魚などに多いのです。

同量(100g当り)で、

・ヒジキ  10.7倍(1,400mg)
・ワカメ(乾)  6.3倍(820mg)
・煮干し  16.9倍(2,200mg)
・たたみいわし 7.4倍(970mg)
・わかさぎ 3.4倍(450mg)
・いわしの丸干 3.4倍(440mg)
・ゴマ   9.2倍(1,200mg)
・切干大根  4.1倍(540mg)
・大根の葉  1.7倍(220mg)
・パセリ 2.2倍(290mg)
・モロヘイヤ  2.0倍(260mg) 【注】牛乳(低脂肪乳)(130mg)を「1」として

など、日本の伝統的な食材で十分にカバーできます。体内で吸収されやすいカルシウムを沢山含んだ食物からとるようにしましょう。

【出典】「病気にならない生き方」新谷 弘美著

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